MMA
インタビュー

【RIZIN】八乙女光「格闘技の芸術性も認めて」×ケンコバ「RIZINは大河ドラマ」×中川翔子「格闘技は沼、ドハマリしてます」=大晦日RIZIN

2021/12/28 10:12

やっぱり体重差はかなり大きく響きます(八乙女)

(鼎談後の個別取材にて)

――八乙女さんは、クラヴマガやジークンドー、武器術を含む総合格闘術のカリもされているとのこと。やっていて一番楽しいのはどんなところですか?

八乙女 結局、僕は格闘技を見るために始めたので、やることで格闘技を見るのがより楽しめるのがいいですね。でも、見るのが好きですけれども、たまにうずきますね、やっぱり、あのスパーリングをちょっとやってみたいなとか。

――実際の練習の中では、人と対峙もして、格闘技の難しさってどんなところに感じますか。

八乙女 やっぱり体重差というのはかなり大きく響くなと思いました。中村(頼永)師父の道場に実際に習いに行ったときは、50人くらいの生徒さんがいる中で、ランダムにコンビを組んで、タックルの練習とかをするんですけども、ガタイのいい方と組んだときにタックルされると、全部ドリンク吐きそうになっちゃうくらいで(苦笑)。体重1キロ、2キロの差ってそんなに見ていて気にしない方が多いと思うんですけど、選手にとっては大きい。その部分は本当に感じてほしいですね」

――なるほど。格闘技をやっていることがご自身の活動の中で影響してよかったなと感じることは?

八乙女 まさに本当、いまですよね。こういうふうに話せるようになったのも、自分が身体で学んだものが、言葉としてアウトプットできている。耳で聞いて身体が覚えた攻撃の仕方とか戦術とかって、こういうふうに言葉に置き換えれば人に伝わるんだということが知れてよかったです」

――身体感覚を言葉に変換できる、それが表現者として役に立っていると。ところでジークンドーを始められたのは、先輩の岡田准一さんの紹介もあったようですね。

八乙女 はい。そこで中村先生の指導を受けて。中村先生の教えもすごいんですけど……そこで岡田(准一)さんの名前を出すんです。『この練習は岡田は1日で身につけたぞ』と。僕にとってはプレッシャーですが(笑)、それくらい岡田さんはすごいんだなという」

――岡田さんは、ブラジリアン柔術でもダブルガードからベリンボロでバック奪取というマニアックなモダン柔術を地上波で披露されていて、格闘技界隈でも有名です。

八乙女 そうですね。たくさんやっていますね。ほんとうにすごいです。

――八乙女さんもこれからも格闘技を続けていきたいと思っていますか。

八乙女 そうですね。ケンコバさんからは『怪我しないように』と言われたんですけども、怪我はしちゃうものなので、僕は本当に楽しむ程度で留めているんですけども、でも、その知識とか経験というのはずっと残っているものなので、選手の気持ちが少なくとも分かるかなというところもあります。

――では、プロとして試合に臨むファイターについて、どのようなイメージを持っていますか。

八乙女 格闘技って単純にその場のリングでぶつかり合うというイメージを持たれやすいんですけど、その前に、今の時代に、試合まで向かうのが大変だなと感じます。盛り上げ方って、SNSだったりたくさんあると思うんですけども、逆にそれが困難なこともある。一般の人の声が直に選手に届くという時代なので、選手のメンタルの整え方だったりがとても難しいかもしれないなと。

 でも裏を返せば、僕も今こういうふうに喋っていることが、電波やネットに乗って世間に伝わるような感じで、選手自身の考えを伝えられたり、PRに繋がったりもするので、僕はこの状況をポジティブに捉えて、どんどん格闘技が盛り上がればいいなと思っています。

――ネット時代のプレッシャーが大きい反面、自身の試合を売り出すことも出来る。その両方を引き受けて戦うということですね。

八乙女 そうですね。あと、厳しい戦いですけど、あくまでも“スポーツ”だということですよね。よく“喧嘩じゃないの?”と一言で片づける方がいるんですけど、あくまでもルールがあって、そのうえで戦っているということは、本当に綺麗な戦いなので、その芸術性も認めてほしいなと思います。

――まさしく。対人で攻防がある。そして練習一つ取っても、相手がいないとできないというコミュニケーションツールでもあります。

八乙女 そうなんですよ。人がいないと出来ないことなので、格闘技の経験はすごいいま僕のなかにも生きているなと思います。

――本日はありがとうございました。こちら本誌『ゴング格闘技』の最新号です。

八乙女 ありがとうございます! でもどうしようかな……この号、もう買ってあるんです。

――えっ、それはありがとうございます! ほんとうに格闘技、お好きなんですね。これからも格闘技の応援団としても注目しています。

今後のRIZINフジテレビ放送予定

12月29日(水)26:25~27:25(関東ローカル)
「大晦日はRIZIN 直前SP」

12月31日(金)13:50~14:45(フジテレビ系列全国放送)
「まもなく格闘技RIZIN」

12月31日(金)18:00~23:45(フジテレビ系列全国放送)
「大晦日はRIZIN」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント