家族会議で『チャンスは何回も来るものではない』って話になって…
――記者会見で着ていた赤いスーツはお父さんのだった?
「自分のスーツがなかったので父に電話して貸してくれと言ったら、用意されていたスーツがあったのでそれを着ました。最初は上下真っ赤のスーツで、これはまだ自分には早いというか全然似合ってなかったので。もう一個あったのがあのセットでそれを着たので、ほぼ父が選んでくれたようなものですね」
──お父さんが「小さい団体からのほうがいいのでは」と言ったなかで、最終的にRIZINでデビューすることにしたのは、三浦選手の意志が強かったからでしょうか?
「自分はこの舞台に憧れて入ったので。自分も選手が苦労して(RIZINに)上がっているのは知っていたので、最初は実績がない自分が上がっていいのかと親に相談したら大反対で。その時は家族の意見が一致していました。だから最初にお話をいただいた時は前向きな方向では答えられなかったんですが、もう一度いただいて家族と話をした時に、『チャンスは何回も来るものではない』って話になって。もし出たいなら出ることも悪い選択肢ではない、話を頂いたら挑戦するのもひとつだと言われて。それが自分には響きました。それで、反対されてでも出たいんだって気持ちがあると言ったら、そこからは背中を押してくれるようになりました」
──大晦日だから白羽の矢が立った。ご自身としては大晦日後、アマチュア的な育成試合からキャリアを積んでみたいという想いも?
「全然あります。自分は好きでやっているので、上がらないという気持ちでやっているわけではないです。RIZINから話があるなら上がりたいですし、チャンスがあるならどんどんチャレンジして行きたいです」
──これまでの動画では、原口央・伸のレスリング兄弟やRENA選手との打ち込みもされているようですね。朝倉海選手からもアドバイスを受けていました。
「動画にあったように、自分の悪いところは言いたくないというか、打撃でも悪い癖だったりいい癖があったのでそこを朝倉海選手に教えてもらいました。組みは原口選手のお兄さん(原口央)とよく練習するので、宮田さんとかアドバイスをもらっている感じです」
――朝倉海選手からは「素直すぎる。もっとフェイントと、蹴りがいいからもっと蹴れば」とも。相手のYUSHI選手は、166cmでオーソドックス構えの俊敏なパンチャーです。175cmの三浦選手としては練習でも見せた蹴りを有効活用したい?
「そうですね、はい。自信はあります。サッカーもやっていたので。蹴り方は全然違いますが、どのことも自信しかないですね」
──YUSHI選手は、キックの経験とボディビルの身体で鍛えていますが、しばらく格闘技から離れるなど片手間で、今回MMAプロデビュー。2年間、格闘技に打ち込んできた三浦選手としては負けられないという気持ちもありますか?
「絶対に負けられないですし、周りの人にどう思われるかは関係なしに、自分自身は何としても勝ちたいです。デビュー戦って言われていますが、RIZINに出してもらえるということなので、デビュー戦とは思えないような試合をしたいと思います」
――初めての減量は?
「4kgくらいなので。食べ物は12月に入ったくらいから身体によくないものや脂肪をはぶいて、母が父の食事も管理していたからいろいろ分かっているので、体重が増えちゃいけないことを伝えて作ってもらっている感じですね」
「正直いないですね。自分にはそれを発言していい事績がないので」
――サッカーキックは使いますか?
「戦いなので。そこは思い切り蹴ろうと思います」
――入場曲や髪型は考えていますか?
「自分は前からそういう曲とかも決めていました。自分が出るならこれ、と。イメージは沸いています」
「自分は打撃が得意なので打撃だったり、チャンスがあればみんなが見たいと思っているサッカーボールキックを思い切り蹴ろうと思っているので楽しみにしていてください」
――宮田先生はどんな人?
「心強いですし、普段練習では怖いですけれど、初めて発表させて貰った時も近くにいてくれて、リラックスして緊張せずにリングに上がれたので心強いです」
――ファンへメッセージを。
「インスタでも最初は誹謗中傷くらい言われていましたが、最近は応援していますとか心強いメッセージが届くので感謝しています」自分にメッセージ、応援してくれる人たちに感謝していて、応援してよかったと思われる試合をして必ず勝つのでよろしくお願いします
――自分はどんな性格?
「周りからは素直すぎるとは言われます」