▼第8試合 DEEP JEWELSフライ級 5分2R
×栗山 葵(SMOKER GYM)
[判定0-3] ※18-20, 19-19×2マスト判定ケイト
〇ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)
柔道、糸東流空手の型、ボディビル、スポーツインストラクターを務めていた経験をバックボーンに持つケイトは、2020年12月のプロデビュー戦で熊谷麻理奈を腕十字で極める一本勝ちも、3月大会でHIMEの打撃に後退し、プロ2戦目で初黒星を喫した。続く9月大会でもAACCのミッコ・ニルバーナ相手に組みで下となり判定負け。いずれも接戦ながら現在2連敗中だ。
萩原京平と同門SMOKER GYMの栗山葵は、高校時代は女子サッカー全国3位に入る名門・日ノ本学園に特待生で入学した運動神経の持ち主だが、MMAは25歳の遅咲きデビュー。
現在プロ2勝3敗で、2021年2月に強豪・杉山しずかに1R TKO負け。7月に柔道ベースの加賀谷花野にギロチンチョークで一本負けで、ケイトと同様に2連敗中。
活動拠点をこれまでの神戸から東京に移すことを発表したケイトと、萩原の活躍で注目の大阪SMOKER GYMの栗山。どちらが先に連敗から脱するか。
1R、栗山、ケイトともにサウスポー構え。栗山の左をかわすケイトだが左を被弾。組むケイトに左で差す栗山。左で差して押し込むケイトは右ヒザを連打する!
右で脇を差したケイトはなおも押し込み右足をかけに行くが、左手首を掴む栗山は左で小手に巻き金網背に。力を使うケイト。持たれた手首を足で切るケイトだが、金網背に栗山は崩れず。頭をつけて押し込むケイトにブレークはかからず。スタミナはいかに。
2R、左ロー、右の自らの蹴りはバランスを崩したケイトだがすぐに立ち上がる。ローを当てる栗山に詰めるケイトは右で差して前に。1R同様に右足をかけにいくケイトは左ヒザも。しかし膠着でブレーク。
左の突き合いから潜って押し込むケイト。右は差すが正対する栗山は右手で細かいパンチ。ブレーク。左を振る栗山が今度は左で差して押し込み。体を入れ替えるケイトだが右は差せていない。ブレーク。詰めるケイトは左ボディ。さばく栗山。足を手繰りに行ったケイトだが切る栗山、両者はヒザ立ちとなり、ゴングに笑顔でハグをかわした。
判定は序盤の押し込んでのヒザとアグレッシブポイントが評価されたか、ケイトが3-0(20-18, 19-19×2マスト判定ケイト)で辛勝。連敗を止めた。