キックボクシング
レポート

【ジャパンキック】瀧澤博人がダウンを奪ってウィサンレック越え、永澤サムエル聖光が豪快KO、藤原乃愛は3連勝

2021/11/21 22:11

▼第3試合 女子アトム級 2分3R
〇藤原乃愛(ROCK ON/ミネルヴァピン級6位)
判定3-0 ※30-27×2、30-28
×ほのか(KANALOA/ミネルヴァアトム級5位)


 藤原は3歳で父親の空手道場で空手を始め、小学5年生で伊藤紗弥に憧れてキックボクシングに転向。アマチュアで50戦以上を経験し、アマチュアKNOCK OUT 45kgリーグ戦で優勝。2021年5月のジャパンキックでプロデビュー戦を行い、蹴りを主体としたムエタイスタイルで3勝(1KO)2敗の戦績を持つミネルヴァ・ピン級6位の須藤可純を圧倒。判定3-0(30-27×3)の完勝を収めた。8月大会でも世莉JSKに判定3-0(30-27×3)の完勝と連勝している。


 スピードのある蹴りを持ち、特に左の前蹴りは顔面・ボディともにタイミングよく放ち、思い切りもいい。左ミドルキックの威力もある。また、首相撲からのヒザ蹴りもしっかりとしたテクニックがあり、今後注目の女子キックボクサーだ。現在高校2年生。


 ほのかはシュートボクシング、ムエロークなどで試合を行い、2020年11月には仙台の『戦場』でKARENと初代DBS女子アトム級タイトルマッチを争っている。アグレッシブなファイタータイプ。


 1R、藤原は前足の左でハイ、ミドル、ロー、前蹴りとまるで手のように動かし、ヒットを奪う。左ハイはまるでムチだ。


 2R、藤原の左ハイが何度も顔面を捉える。ほのかは組んでのヒザ蹴りに活路を求めるが、首相撲にもしっかり対応する藤原。多彩な前足の蹴りでほのかを寄せ付けない展開が続く。


 3R、抜群の距離感で左ミドル、前蹴りを蹴る藤原にほのかはパンチで距離を詰めていくが、藤原は入られると首相撲に持ち込んで崩す。離れると藤原の蹴りの独壇場。判定3-0で藤原が完勝した。

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