バンタム級の好カード! 石司晃一vs.笹晋久、COROvs.RYUKI、フライ級で本田良介vs.駒杵嵩大も
▼DEEPバンタム級 5分3R
石司晃一(フリー)
笹晋久(パラエストラ柏)
石司は、バンタムとフェザー級のタイトルコンテンダーとして活躍。2019年3月に昇侍に2R KO勝ち後、白川陸斗、米山千隼に敗れたが、2021年6月にCOROにスプリット判定勝ち。再起を遂げている。
対する笹は、2017年の修斗バンタム級新人王。修斗で一條貴洋を2R TKOに下すなど4連勝後、2018年に加藤ケンジに判定負け。2020年3月から主戦場をDEEPに移し、ハシャーン・フヒトに判定勝ち、8月に強豪・高野優樹も1R 得意のギロチンチョークを極めて2連勝。2021年7月『DEEP OSAKA IMPACT 2021』では、赤尾セイジに1R 左ストレートからのラッシュでTKO勝ちしている。
パラエストラ柏所属となり、修斗から戦場をDEEPに移し3連勝中の笹と、再度トップを狙う石司によるサバイバルマッチとなる。暫定王座か、あるいは王者ビクター・ヘンリーが戻ってきたときに、挑戦者に名乗りを挙げるのは笹か石司か。
▼DEEPバンタム級 5分2R
CORO(K-Clann)
RYUKI(フリー)
COROは、18勝17敗5分け。これまでに朝倉未来を腕十字で後一歩まで追い込み、白川陸斗と引き分け、ドリームマンことクリッサダ・コンスリチャイにTKO勝ちするなど、歴戦の兵と勝負している。
2021年は2月に東修平をギロチンチョークで極め、6月には石司晃一にスプリット判定負けを喫したが、9月の前戦では橋本優大に1R 三角絞めで一本勝ちしている。
RYUKI(竜暉)は打撃出身で、MMAは1勝1敗。2019年12月に、8年間所属したRKS顕修塾を離れ、キックボクシングからMMAに転向した。キックでは2020年2月のRISEで篠塚辰樹に敗れるまでは18戦無敗。2017年には中国で行われた「英雄伝説」60kg級でホイ・フェイに判定勝利しアジア王者に輝き、2018年8月の「RIZIN.12」では直也に判定勝ちも収めている。
2020年10月のPANCRASEでMMA転向も、強豪・河村泰博の三角絞めで一本負け。2021年7月にDEEP初参戦。雅駿介にテイクダウンされるも上を取り返し、雅の三角絞めを潰してパウンドアウト。1R TKO勝ちしている。
白星と黒星を繰り返しているCOROは、連勝でバンタム級トップ戦線に名乗りを挙げるか。試合巧者のCOROに、RYUKIは組みの進化を見せて、MMAで得意の打撃を見せることができるか。
▼DEEPフライ級 5分2R
本田良介(CAVE)
駒杵嵩大(FightBase都立大)
CAVEの本田は、修斗世界ストロー級ランキング2位。2017年5月のプロ修斗デビューから3勝1分で木内 SKINNY ZOMBIE 崇雅にも判定勝ち。2018年11月に猿丸ジュンジにローブローによるテクニカル判定で敗れたものの、安芸柊斗にRNCで一本勝ち、黒澤亮平にスプリット判定勝ち、2020年7月の前戦では、小巻洋平に1R、リアネイキドチョークで一本勝ちで3連勝。
2021年3月にDEEP初参戦。怪我を抱えての試合ながらもKRAZYBEEの加藤瑠偉に再三のテイクダウンを決めて判定勝ち。怪我を治し、注目のフライ級戦線に本格的に参戦する。
対する駒杵は、Fighting Nexus初代フライ級王者。東海大学柔道部出身で、佐藤将光主宰のFIGHTBASEで実力を磨いてきた。MMAは10勝2敗で、2018年8月に現在RIZINに参戦中の竿本樹生に判定負け以降は、負け無しの6連勝をマーク。山中憲次に一本勝ち後、初代フライ級王座決定トーナメントで村田純也、橋本薫汰を撃破し優勝。Fighting Nexusのベルトを腰に巻くと、2020年8月にはGRADIATORライトフライ級王者の宮城友一にも1R 腕十字で一本勝ちしている。
駒杵も本田同様に今回がDEEP2戦目。DEEP初陣となった9月大会では、RIZINにも出場した杉山廣平に右ストレートでダウンを奪われ、判定負けを喫している。
神龍誠が正規王者、藤田大和が暫定王者のフライ級で一気に王座戦線に向かうのは、本田か駒杵か。2R制での戦いとなる。