MMA
レポート

【ONE】女子アトム級ワールドGP決勝はスタンプvs.フォガットに! アジズプールがシウバからダウン奪う勝利

2021/10/29 21:10

▼ライトヘビー級キックボクシング 3分3R
○イラジ・アジズプール(イラン)
[判定3-0]
×アンダーソン・シウバ(ブラジル)

 イランのキックボクシング界の重鎮、イラジ・アジズプールは当初、ライトヘビー級チャンピオンのローマン・クリークリャ(ウクライナ)を相手に、ONEデビューを果たす予定だった。ONEの初代ヘビー級キックボクシングタイトルをかけての待望の3戦目だった。

 だが、クリークリャが健康上の理由のために世界タイトルマッチを欠場。ノンタイトル戦に出場することになった。アジズプールは、圧倒的なパワーのパンチやヘッドキックの持ち主として知られている。

 ONEのサークルケージでアジズプールを迎える相手は、ブラジルのノックアウト・アーティストのアンダーソン・シウバ。身長差4センチのアドバンテージがある。

 MMAも戦うシウバはすでに、ONEスーパーシリーズで2度の1R KO勝ちを収めており、今回も同じような形で勝てれば、将来的にアジズプールに代わってONEヘビー級キックボクシング世界タイトルへの挑戦権を得る可能性もある。

 1R、ともにオーソドックス構え。シウバの左右の詰めを押し返して、離し際に左ハイを当てるアジズプールが先にダウンを奪取!

 さらに立ち上がったシウバに左ミドルで前進。シウバも左ボディを返すが、アジズプールは構わず右の後ろ廻し蹴り。ここはかわすシウバも左ハイ。アジズプールも避けると左ハイを当てる。

 2R、巨漢から軽々と左ハイを打つアジズプール。さらに左ミドルも蹴り分けてシウバのボディに当てる。右の高い後ろ蹴りを当てるアジズプール! 一転、左右のローを前足に突く。

 シウバの左ミドルが股間に入り中断もすぐに再開。右オーバーハンドに続き、左ジャブを当てるアジズプール。右の蹴りで片足立ちになったところを左ジャブで尻餅を着かせるシウバ。ノーダウン。アジズプールは金網に詰めてガード上にバックフィストを打ち込みゴング。

 3R、右の後ろ蹴りの打ち終わりを狙うシウバ。アジズプールは右で詰めるがラッシュはかけない。今度は右ハイをガード上に当てるアジズプール。さらに左ハイを打ち込むが、シウバもガード。互いに手数が減り、ゴング。



 判定は3-0で1Rに左ハイでダウンを奪ったアジズプールが勝利。イランの国旗を背に満面の笑みを浮かべた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント