▼DEEPライト級 5分3R
○鈴木琢仁(ボンサイ柔術)70.35kg
[3R 0分27秒 TKO] ※右ヒザ→パウンド
×北岡 悟(パンクラスイズム横浜)70.60kg
2021年2月のDEEP100記念大会で大原樹里に1R TKOで敗れた北岡悟が8カ月振りに復帰。2017年にPANCRASEで現DEEP王者の牛久絢太郎に判定勝ちしているボンサイ柔術の鈴木琢仁と対戦する。
北岡は、2019年4月のボンサイ柔術のホベルト・サトシ・ソウザ戦での2R TKO負け以降、4敗1分と白星を掴んでいない。サトシ、ジョニー・ケース、小金翔(ドロー)、久米鷹介、大原と強豪ばかりが相手だが、因縁のボンサイ柔術勢との試合で再起なるか。
鈴木は2019年に2連勝後、2020年8月に大原樹里に1R TKO負け。10月にエゼキエル・レバナに判定勝ち後、後にライト級暫定王者決定戦に進んだ大木良太にスプリット判定負け。前戦は6月に石塚雄馬に判定勝ちをマークしている。
強い柔術をベースにときに下になることも厭わなかった鈴木だが、組み技の強豪・北岡相手に、クレベル・コイケらと磨きをかけた立ち技の進化を見せるか。プロ21年目の北岡は16歳若い鈴木を相手に健在ぶりを示すか。
1R、サウスポー構えの北岡に、オーソドックス構えの鈴木は右ローを前足に当てる。詰めてシングルレッグテイクダウンは北岡! ハーフガードの鈴木は下から踵を北岡の腿に落とす。
北岡は右にパスすると足を戻した鈴木が立ち上がり、その際にギロチンチョークを狙う北岡! そこは察知している鈴木が足をからませず前転してパスして首を抜くと逆にダブルレッグテイクダウン!
再びギロチンチョークを狙う北岡に、クローズドガードに入らない鈴木はまたも前転。さらに3度目のギロチンにも足を抜く。上になりフロントから首を絞り、牛殺しも狙う北岡だが、鈴木は下のまま下からこつこつ突く。
2R、軽いステップで蹴りを狙う鈴木は右の蹴りで飛び込み。左右を突いて組む北岡に、体を入れ替える鈴木は金網背にヒザ、右ストレートを狙う。右ストレート、右ヒザを打つ鈴木。北岡はダブルレッグテイクダウン。
尻で座る鈴木を寝かせてハーフで上になる北岡。残り2分。煽る鈴木に右で脇差し、鈴木の頭を抱える北岡。細かい鉄槌に左で脇し立とうとする鈴木にここもギロチンで絞る北岡。足を越えている鈴木は頭を抱えられながらも右でボディを打つ。
3R、左ローを当てる鈴木。さらに右を当てて、北岡の組みにカウンターの右ヒザ! 崩れた北岡に鈴木はパウンド。レフェリーが間に入った。ボンサイ柔術の鈴木はセコンドのサトシ、シュレック関根とがっちりハグ。ケージの中で茶帯を巻かれた。北岡はセコンドの肩を借りながらも自らケージを降りた。