▼第5試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R
×音波(AACC)48.9kg
[判定0-3]※20-17、20-18、20-17
○須田萌里(SCORPION GYM)48.6kg
音波はプロMMA4勝4敗。川村虹花とKAIに判定勝ちも、森さくらと中村未来に判定負け。2020年12月に坂本美香に判定勝ちも、2021年6月の前戦では竹林エルに判定負けと、白星と黒星を交互に繰り返している。
対する須田は、柔術の強豪・村上彩と、BURSTの佐々木萌には判定負けも、その後、坂本美香に判定勝ちすると、2021年7月のDEEP大阪でRISE参戦経験も持つ樋田智子を腕十字を極めて一本勝ち。2連勝を飾っている。
1R、開始と同時に飛びヒザ蹴りの奇襲攻撃を仕掛けた音波。強烈な右ミドルを蹴る音波に須田は組み付いていき、コーナーへ押し込む。両者体勢を入れ替えながらヒザを蹴り合い、離れると両者蹴りからのフック。須田はパンチで音波が下がるところへ胴タックルを仕掛けていき、音波が小手を巻いた状態から投げを見舞うが堪えた須田がバックを奪う。
そのまま後ろへ崩そうとした須田だが、音波が身体を浴びせ倒して上になるが、すぐに起き上がった須田がパウンド。さらに腕十字を仕掛けるが音波が立ち上がる。フックの打ち合いから音波はミドル&ロー。打撃の攻防からパンチで下がった音波へ須田がボディロックでロープに押し込んでのダブルレッグ。音波は前へ出て逆にテイクダウンを奪う。
すると須田は足関節へ。足を引き抜いて逃れようとする音波のバックを須田が奪い、チョーク狙いも音波が反転して上を奪い返す。須田は三角絞めの体勢を作るが音波が凌いで初回終了。
2Rが始まってすぐに組み付く須田は音波をコーナーへ押し込んでのヒザ蹴り。音波も体勢を入れ替えてヒザを蹴り返す。一度離れるもすぐに組み付いた須田がボディロックから豪快な投げを見舞い、すかさずサイドへ。音波は下から須田の首を両足で挟むセンタクバサミを仕掛けるが須田は首を抜く。
立ち上がった音波はすぐに組み付いて来た須田を払い腰で投げるが、須田はすぐに立ち上がって組み付く。再び払い腰で投げようとした音波を潰し、音波の片足を抱えてコントロールしながら足に蹴りを見舞う。さらにバックを奪った須田は横三角の体勢から最後はアームロック仕掛けようとするも音波は腕を渡さず時間切れ。
スタンド、グラウンド共に目まぐるしく動き続けた両者だったが、グラウンドで攻め続けた須田がフルマークの判定勝ち。成長ぶりを見せつけての勝利を飾った。