キックボクシング
レポート

【NKB】ローキック合戦は43歳のベテラン内田雅之に凱歌、どん冷え貴哉が笹谷淳に勝利、バンタム級決勝は海老原竜二vs龍太郎に

2021/10/16 22:10

▼第9試合 ウェルター級 3分3R
×笹谷 淳(team COMRADE/NKBウェルター級3位)
判定0-3 ※29-30×3
○どん冷え貴哉(Maynish KICK BOXING/ACCELライト級王者、RKSスーパーライト級2位)


 笹谷は2002年11月にデビューした46歳の大ベテラン選手で、元J-NETWORKウェルター級&スーパーウェルター級2階級王者。得意のヒジ打ちを武器に国内トップ選手たちと拳を交えてきた。4月大会ではメインイベンターを務めたが、渡部翔太に判定2-0で惜敗。戦績は27勝(8KO)29敗1分。


 どん冷えは滋賀県大津市のMaynish KICK BOXING(メイニッシュキックボクシング)所属で、このジムの前身は“ムエタイ都市伝説”と呼ばれた初代REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級&第10代NKBライト級王者ヤスユキ(2016年引退)を中心に個性派選手を多数輩出したDropoutであり、どん冷えはヤスユキのスパーリングパートナーとして鍛え上げられた生え抜きだという。4月大会では笹谷に勝利しているCAZ JANJIRAとドロー。戦績は17勝(5KO)15敗2分。


 1R、サウスポーの笹谷は左ロー、どん冷えは右ローでローの蹴り合い。どん冷えはジャブ、右ストレート、右ミドルと距離を保った戦いぶりで笹谷が体勢を低くして入ってくるとバックステップで距離を取り直す。


 2Rもどん冷えはジャブ、右ストレート、右ミドルで距離を取った戦いを続け、何とか入り込もうとする笹谷。残り30秒でどん冷えの連打が次々とヒットし、右を多く喰らった笹谷は身体が揺れる。約30秒、どん冷えがパンチで圧倒する場面が続いた。


 3R、頭を振りながら前に出る笹谷は組み付くが得意のヒジを出せず。どん冷えも疲れが見え始めて右ミドルを蹴るも組みの展開に付き合い、そのまま時間切れ。どん冷えが判定3-0で勝利した。

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