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【RISE】中島将志が狙い通りの初回KO勝ちでメインを締める、宮崎若菜は大倉萌からダウンを奪って勝利

2021/08/28 22:08

▼セミファイナル(第6試合)ミニフライ級(-49kg) 3分3R延長1R
×大倉 萌(大道塾吉祥寺支部/同級2位)
判定0-3 ※27-29×3
○宮崎若菜(TRY HARD GYM/同級3位)


 今大会では女子のカードが3つ組まれ、中でも注目はミニフライ級上位戦線となる同級2位・大倉vs同級3位・宮崎の一戦。両者ともここで勝利し絶対王者として君臨する寺山日葵戦に向けアピールしたいところだ。


 大倉は2017年北斗旗全日本空道体力別選手権大会女子-215クラス優勝の実績を持ち、RISEではミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント2021で準優勝している。宮崎は空手をバックボーンに持ち、アマチュアキックでは2019年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝。RISE QUEENアトム級王者・宮崎小雪の姉。戦績は4勝(1KO)2敗。


 1R、大倉は右ミドルを軸として右インローを蹴り、サウスポーの宮崎が蹴ってくると右ストレートを合わせに行く。宮崎はローを軸にしてパンチでのアタックを仕掛けるが大倉のミドルに止められた。


 2R、大倉は右ミドル、前蹴りで距離を保ち、右ミドルからの右ストレートも繰り出す。大倉の距離で試合は進んでいたが、途中から宮崎が距離を潰してボディを中心に攻め始めると大倉が後退。チャンスと見た宮崎が左右ボディで攻めていく。


 3R、大倉は左ミドルで突き放しにかかるが、宮崎は接近戦を仕掛けて打ち合いに持ち込む。間合いを潰してのボディ連打、ヒザ蹴り、左ミドルで徹底的にボディを攻め、これで大倉が完全に失速。コーナーに詰まって連打をもらう場面が多くなり、ついにスタンディングダウンを奪われる。


 ボディをかばいながらも蹴り返す大倉だが、宮崎がすぐに間合いを潰して打ち合いに持ち込み、優勢のまま試合終了。判定3-0で宮崎が勝利をもぎ取った。


 宮崎は「ジムのみんなとサポートしてくれる方々が一生懸命に対策を立ててくれて、私一人では勝てなかったと思うのでみんなの勝利です」と感謝の言葉を述べ、セコンドの平岡琴からは「気持ちが折れたら試合中にグーで殴ると言われていて、インターバルで戻るたびにここで行けよと圧が凄かったので行くしかなかったです(笑)」と檄を飛ばされていたと笑った。


「減量中にめかぶをけっこう食べていました」と“粘り強さ”の理由を語り、「大倉選手に勝ったのでランキングが上がると思うので1位の選手に近いうちにリベンジと、チャンピオンの寺山選手に挑戦したいので2人とも待っていてください」と、1位のAKARIと王者の寺山日葵に宣戦布告した。

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