▼第6試合 KNOCK OUT-RED ライト級タイトルマッチ 3分5R
×スアレック・ルークカムイ(タイ/STURGIS新宿/王者)
[判定0-3] ※49-48×2, 49-47
〇重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者/挑戦者)
※重森が新王者に。
KNOCK OUT-REDライト級王者スアレック・ルークカムイ(STURGIS新宿)が、重森陽太(伊原道場稲城支部) を挑戦者に迎えて3分5Rの初防衛戦を行う。2020年9月のワンデートーナメントを制して王者となったスアレックだが、今年2月にシュートボクシングで笠原弘希に2RでKO負けを喫しており今回が再起戦。新日本キックで三階級制覇を成し遂げ、2017年には4年間無敗の18連勝を誇っていたマキ・ピンサヤームに黒星を付けた重森からタイトルを守ることができるか。
1R、ともにオーソドックス構え。スアレックの右ミドルをかわして左ローを当てる重森。右ミドルの打ち合いは最後に掴んだスアレックが重森をこかす。重森の左ミドルが脇腹をとらえるが、そのうち終わりにスアレックは右! 圧力をかける重森にスアレックは左の強打を相打ちで狙う。
2R、スアレックの右の蹴りをかわして強い左ローを当てる重森。さらに右ミドルにスアレックの左脇腹が赤くなる。しかし右から左の強打はスアレック。徐々に前に出ると重森の右ミドルを掴んだまま右フックを狙う。強い右ローを当てる重森! スアレックの右の蹴りをかわして今度は右ミドルを当てる。
3R、スアレックの右ミドルの打ち終わりに左ミドルを当てる重森。1、2R同様にスアレックの右の蹴りはかわして蹴り返す。スアレックも右ローを返すと押し込んでから右ミドルに繋ぐ。蹴り足を取っての右の連打はスアレック。ミドルの蹴り合いでは重森が最後に右を打ち返し、右手を挙げる。
4R、圧力をかける重森。スアレックの前進に下がりながら左ミドル。右ミドル、左ロー、さらに右ミドルを当て、スアレックの左右の脇を赤く腫れさせる。左ミドルを返すスアレック。スアレックの入りに重森はバックヒジ狙い。ブロックするスアレックだがパンチの距離には遠い。最後に詰めてゴング。
5R、詰めて右ミドルを当てる重森に蹴り足をつかんで投げるスアレック! 重森はスアレックの蹴りをかわしての右ローを当てて左ミドル、右ヒザ。スアレックは掴んでこかしを交えてパンチを狙うが、そこに重森もヒジ狙い。最後はスアレックの右ローを掴んでの右ストレートで重森がスアレックに尻餅をつかせる、お株を奪う攻撃でゴング。
判定3-0で重森が勝利。新王者は、「ずっと巻きたかったベルトが腰に巻かれ、いざ目指して頑張ってきたものが手に入ると、なかなか言葉が出てきません(笑)。明日の一夜明け会見で言葉が出ると思います。ヒジあり日本人は強いタイ人に通用する技術を持っています。KNOCK OUT-RED、私が中心になって盛り上げていきます」と笑顔で語った。