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【UFC】ダゲスタンのマカチェフが8連勝! 復帰戦ミーシャ・テイトがTKO勝利、クレベル破ったガムロがキムラ極める、ホドウフォ・ヴィエラが再起の一本勝ち!

2021/07/18 11:07

▼ミドル級 5分3R
〇ホドウフォ・ヴィエラ(ブラジル)185lbs/83.91kg
[3R 1分54秒 リアネイキドチョーク]

×ダスティン・シュトルツフス(米国)185.5lbs/84.14kg

 1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブを突くシュトルツフス。右ローを返すヴィェラ。コンパクトなワンツーを持つ。さらにシュトルツフスの入りに左。シュトルツフスはサウスポー構えにスイッチし右後ろ蹴り。オーソに戻しワンツーの右。ヴィェラも左ジャブの刺し合いで前に。シュトルツフスはワンツーからボディ、蹴りに繋ぐ。スイッチからサウスポー構えでニータップ、ヒザ蹴りでヴィエラに尻餅をつかせる。初回はヴィエラが組み付く形を見せなかった。

 2R、ダブルレッグで金網まで詰めて引っこ抜いたヴィエラ。シュトルツフスの立ち際にバックを狙うヴィエラだが取れず、離れる。

 左ローを打つヴィエラ。右を見せて近づくが、そこにワンツーはシュトルツフス。しかしヴィエラも右クロスを返す。ジャブから組み立てるヴィエラ。シュトルツフスのニータップを切り、シャープなジャブを見せる。ヴィエラのワンツーに右を合わせたシュトルツフス! 後退したヴィエラはサークリング。ともに鼻血。右ストレートを当てたシュトルツフスはダブルレッグから押し込むがヴィエラは体を入れ替える。ヴィエラが取り返したか。

 3R、ダブルレッグをドライブしてテイクダウンしたヴィエラ。ケージまでは距離がある場所。シュトルツフスの立ち上がり際でバックを狙うが正対して前に落とすシュトルツフス。すぐにダブルレッグに入るヴィエラにシュトルツフスはギロチンチョークへ。首を抜いたヴィエラ。シュトルツフスの立ち際にスタンドシートベルトから背中に跳び乗り、リアネイキドチョークで引き込み、グラウンドで極めた。

 打撃で立ち会い、最後は一本で極めてUFC3勝1敗としたヴィエラは、コーナーのジュカオンと笑顔で記念撮影に収まった。

◆ホドルフォ・ヴィエラ「柔術は今でも、世界で最も効率的な格闘技だと思っている」

「本当に嬉しい。まだ実感がわかないけど、勝ったことよりも、打ち合いになることへの恐怖心を克服できたことが大きい。うまくいって嬉しい。自分の力を試せたし、たくさんのパンチを吸収し、意識して落ち着いていけたから、相手にも打撃を食らわせられた。タイミングを見計らって自分の得意な柔術でも攻めていけた。相手はきっと俺のジャブにびっくりしただろうね。1Rも2Rもずっと俺が打ち合うとは思っていなかったはず。俺もそう思っていた。自分と戦う相手はみんな、こっちがテイクダウンすると思っている。これまでの試合でもそうだったからね。でも、トレーニングでは自信を持って取り組めたし、今回の試合でうまくそれを見せられた。

 まだまだUFCでは未熟だと思っている。成長はしているけど、まだ努力が必要だし、自信をつけないといけない。自分はとても献身的なアスリートだと思っている。トレーニングが大好きで、毎日、あらゆる面で進化しようとしている。このスポーツでもっと成長していくために、自分のすべてを捧げたい。自分にとっては柔術が本当に大切。一番得意だ。そのおかげでUFCにたどり着いたんだから、本当に感謝しているし、大好きだ。俺にとって柔術は今でも、世界で最も効率的な格闘技だと思っている。立ち技で自分を試し、適切なタイミングでダウンを奪い、自分は消耗せずに最初のチャンスで相手を仕留めることができたのは最高だった。このためにトレーニングしてきたからね。それができたってことだ。今年中にもう1試合したい。家に帰ったら、チームやマネジャーと話し合ってどうするか決めるけど、年内にもう1試合やりたいと思っている」

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