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レポート

【Krush】新美貴士がわずか“16秒”の秒殺TKO勝利で王座防衛&リベンジ達成

2021/06/25 21:06

▼第2試合 Krush女子ミニマム級 3分3R延長1R
〇真美(Team ImmortaL)
延長R 判定2-1 ※10-9×2、9-10
×ケイト・ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪)
※本戦の判定は28-29、29-29、29-29。


 真美はNJKFミネルヴァのライトフライ級(-48.99kg)2位で、戦績は 6勝(2KO)4敗。前戦は2月にNJKFでERIKOから判定3-0(29-28×3)での勝利を収めている。2020年6月のKrush初参戦で高梨knuckle美穂にダウンを奪われての判定負けを喫しており、Krushでの初勝利を狙う。

 ベラルーシとのハーフであるケイトは3歳から極真空手を学んで13年の経歴を持ち、2019年極真会館東日本空手道選手権高校生女子3位、2019年極真会館東東京空手道選手権大会高校生女子無差別級優勝など、本人も「ありすぎて覚えていない」というほどの優勝・入賞歴を持つ。


 男女混合大会や体重無差別で勝つことに意義を持ち、好んで出場していたという。2016年にはなんと高校生の男女混合大会で優勝したことがある。キックボクシングは2019年7月から始め、アマチュアでは約5戦を経験。

 高校2年生で2020年10月に迎えたプロデビュー戦では、女子マッスルモンスターのJASMINEをパンチ主体のファイトスタイルで判定3-0(30-28×2、30-29)の勝利を収めた。しかし、迎えた今年3月のK-1での2戦目では美伶に2度のダウンを奪われての判定負け。


 1R、ケイトは相手の出鼻を捉えるような左右ミドル、前蹴り、そしてパンチを打って下がる。真美は前へ出てワンツーの連打。蹴りのケイトとパンチの真美という図式。前に出る真美はミドルを蹴られてもワンツーを打っていく。

 2Rも前に出るのは真美。ジャブと左ミドルのケイトに、真美は前に出て左右ローとワンツー。どんどん前へ出て右を当てる真美。ケイトも負けじと打ち合って蹴るが、真美の勢いが目立つ。ケイトの右ミドルからの右ストレートをもらった真美だが、それでも下がらず手を出し続ける。

 3Rも真美は前進。ケイトはロー、前蹴り、ジャブ。真美の右ストレートがクリーンヒットし、ケイトが明らかに後退。真美は一気にパンチで攻めていく。押されるケイトもパンチを打ち返す。


 本戦の判定はジャッジ1名がケイトを支持したがドロー。延長Rになっても真美の前進は止まらず、ワンツーを出し続ける。ケイトはジャブと左ミドルを出しながら下がるが、真美のプレッシャーに押されている印象を受ける。さらに真美はコーナーに詰め、ロープを背負わせた。ケイトもミドルやジャブを当てていたが、前に出た真美が接戦を制した。

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