シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がZST王者・小金翔の投げを封じて6連勝、笠原弘希は古村匡平との接戦を制す、村田聖明がモハン・ドラゴンに勝利

2021/06/20 22:06

▼第2試合 48.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
○MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子ミニマム級1位)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-25
×ERIKO(ファイティングラボ高田馬場/RISE QUEENミニフライ級5位)


 MISAKIはシュートボクシングの女子トップ選手で、2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に無敗の女子高生・寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。同年7月のGirls S-cup -48kg世界トーナメントでは3位に。同年12月に寺山とのリマッチでJ-GIRLS王座を失い、2019年7月のSB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント決勝戦で女神にまさかのTKO負けを喫し、負傷から長期欠場へ。


 再起戦となった2020年8月には『REBELS』のリングでぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2021年2月のSBで祥子JSKを破りようやく白星を飾ったが、4月大会では対戦相手の調整がつかず寺山とのエキシビションマッチを行った。


 対するERIKOは、普段は派遣OLで、ダイエット目的で3年前からキックボクシングを始めた。2019年9月の『RISE』でプロデビュー。同じくプロデビューのAKARIに序盤からパンチでの打ち合いを仕掛け、判定3-0で敗れたものの激しいファイトを展開。その後は山岸愛子に初回TKO勝ち、アリスとオンドラムに判定勝ち、山上都乃をヒザ蹴りでKOと4連勝を飾ったが、今年2月に真美に敗れて連勝はストップ。4月には紗彩に勝利して再起している。5勝(2KO)2敗の戦績を持つアグレッシブスタイルの女子。


 1R、MISAKIはいきなり前蹴りを放つと左右の連打から組み付いて投げ(大腰)を見舞い、シュートポイント(1点)。MISAKIは左ボディからの左右ミドル、ワンツーで飛び込んでは投げを見舞う。MISAKIは左ボディを狙い撃ちにし、左ミドルも蹴る。ERIKOは右ストレートで応戦もMISAKIの前に出ての手数の多さが目立った。


 2R、MISAKIのワンツーに組み付いたERIKOにMISAKIはフロントチョークを狙う。再び組み合うとMISAKIは大腰で2度目のシュートポイント(1点)。ERIKOは右ストレートからの左フックをヒットさせるもMISAKIは組んでの投げを狙う。


 3R、MISAKIはワンツー・左ミドル。入り込むと組みになり、MISAKIが投げを狙うという展開が続く。MISAKIはワンツー、ERIKOは左フック、右ストレートを狙うがMISAKIに組まれる。MISAKIの右ローにバランスを崩すERIKOだが、ワンツーを出して前へ出る。


 2度のシュートもあり、MISAKIが大差の判定勝ちを収めた。

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