▼第6試合 セミファイナル 62.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
○笠原弘希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※30-29×3
×古村匡平(FURUMURA-GYM/大和muaythaiスーパーライト級王者)
笠原はSB次期エース候補として期待され、2018年9月、SB日本フェザー級王座決定戦で元貴を下して王座を獲得。6月大会では前SB日本スーパーバンタム級王者・ 内藤大樹との接戦を制し、2019年9月のSB日本スーパーフェザー級タイトルマッチでは王者・深田一樹を2RKOで下して二階級制覇を達成した。2020年2月には前口太尊に大激闘の末にTKO勝ち、11月には元MMAファイターのハルク大城にも勝利。さらに今年2月にはKNOCK OUTーREDスーパーライト級王者スアレックに2RでTKO勝ちし、周囲をあっと驚かせた。
古村は幼少の頃よりムエタイを学び、父親が代表を務めるFURUMURA-GYMで本場タイからムエタイの名トレーナーを招き、弟の古村光と共に強さ磨いている。ムエタイ仕込みの強烈なミドルキック、ヒザ蹴り、パンチを武器に、今年5月22日のKNOCK OUTでは麻火佑太郎に判定勝利したばかり。西岡が優勝したKNOCK OUT無法島GRANDPRIXでは1回戦で丹羽圭介を破る番狂わせを起こし、準決勝ではバズーカ巧樹に敗れるも3位となった。
1R、古村は左右のミドルと前蹴りで距離を取る。笠原が近付いて右フックを打つと古村も同時に右フック。古村の左ローにも笠原は左ロー。古村は前蹴りとミドルで距離を取り、笠原が入ってくるところに右か左のフックを合わせる戦い方を徹底する。
2R、1Rよりも笠原が前に詰めてくると古村は首相撲に持ち込む。離れると前蹴りとミドル。笠原はジャブで近付くが古村に組まれる。古村が左ボディを打つと笠原もすかさず左ボディ。笠原の前進に前蹴りを合わせる古村だが、笠原は下がらされてもすぐに前へ出て左ボディを打つ。
3R、笠原の右ボディからの左フックにテンカオで対抗する古村。古村の前蹴り、笠原は右ボディから左フック。強打する笠原に古村は前蹴りで対抗するが、コーナーに詰まったところで右ストレートをクリーンヒットさせられる。さらに笠原は右ボディストレートから左フック。前蹴りとミドルで対抗する古村だが、コーナーに詰まって笠原のパンチをもらって組み付くため印象は悪い。どんどん前へ出て左フックを当てに行く笠原が優勢を印象付けた。