▼ミドル級 5分3R
○アンドレ・ムニス(ブラジル)
[1R 3分59秒 腕十字]
×ホナウド・ジャカレ(ブラジル)
柔術世界王者のジャカレは、Strikeforce&DREAM王者だが、41歳で現在3連敗中。王座挑戦の一歩手前で敗れることが多く、2020年12月の前戦では、ケビン・ホランドに1R KO負けを喫している。
同じブラジルのムニスは31歳。ダナ・ホワイトのコンテンダーシリーズで2勝し、UFCと契約。オクタゴンでも2連勝で、20勝中13の一本勝ちをマークしている。
#UFC262 Official Result: @AndreMunizUFC defeats Jacare Souza by Submission due to an Armbar at 3:59 in Round 1.
— UFC News (@UFCNews) May 16, 2021
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1R、サウスポー構えのムニスは左ハイ、圧力をかけるジャカレは右ミドル。ワンツーで金網に詰めてダブルレッグから両足を束ねてテイクダウン&パウンド。
蹴り上げから立つムニスは左ミドル、そしてムニスからダブルレッグへ。ムニスのパウンドに亀で背中を見せて立ち上がるジャカレ。
ジャカレのローキックに合わせてなおもダブルレッグからテイクダウンはムニス! ジャカレは背中を見せて立ち上がる。前方に落とすジャカレに、ムニスは腕十字へ。ジャカレのヒジが外れ、レフェリーストップ。初のMMA一本負けのジャカレは4連敗。ムニスは7連勝(UFC3連勝)となった。
◆ムニス「自分の黒帯が本物かどうかを確かめる必要があった」
「信じられない。今回の試合を受けたとき、誰も自分が勝つなんて信じなかっただろうし、賭けてもいなかったと思う。誰にもベットされていないと分かっていても、それでも必死に取り組んできた。家から離れているし、娘とは特に4カ月も会えていない。トレーニングに集中するためにすべてを捨ててきたから、娘たちの誕生日も逃した。MMAの中でも最高レベルの柔術家と対戦することになったから、今までの2倍くらい柔術の練習に励み、準備を整える必要があった。
俺はジャカレの大ファンなんだ。ずっと彼のキャリアを追いかけてきたから、彼に勝ったなんてまだ実感がない。今日、自分が成し遂げたことがまだ信じられない。彼の腕を折りたいなんて思ってもいなかったんだけど、そういう状況だったのが残念でもある。今回の勝利にはとても満足している。ボーナスがもらえるといいね。今まで誰もやったことのないことを成し遂げたんだ。レジェンドに一本勝ちだ。ボーナスに値すると思う。誰が相手でも一本を取るのはいいこと。黒帯が相手ならもっといい。レジェンドが相手なら……信じられない。今、自分がどう感じているかをうまく言葉にできない。ジャカレの1日も早い回復を願うばかりだ。
自分の戦略は、最初はグラウンドでの戦いを避けてラウンドごとにしっかり戦っていくことだった。メディアデーで、彼を相手に自分のグラウンドゲームを試してみるつもりかと聞かれ、俺はそうすると答えた。最高の相手と対戦するために一生をかけてトレーニングしてきたし、ついに、UFCで最高のグラップラーの1人と対戦する機会を得た。ジャカレよりも多くサブミッションで勝っているのはシャーウス(オリヴェイラ)だけだ。自分自身を試さないといけなかった。自分の黒帯が本物かどうかを確かめる必要があった。それを今日、このヒューストンで世界中に証明できた。
彼の手が自分の腕に挟まっていたから、腰を横に倒して彼が腕を抜けない角度を作った。その結果、一本を取れた。これから少し休みをとって家族と過ごすつもりだけど、準備はできている。次のチャンスを待っている。この試合が終わったらランキング入りするかもしれない。トップ15が空いているはずだから、この最高のパフォーマンスを見せた俺はそこにふさわしいと思っている。どうなるかはそのうち分かるさ。何であれ、俺の覚悟は決まっている。対戦相手は選ばない。今日、UFCで柔術の大御所と対戦してそれを証明したし、とにかくチャンスがほしいだけ。今年中に少なくともあと1回は戦いたい。ケガもなかったしね。でも結局はUFCのオファー次第。価値のあるものを用意してくれるなら、今年にあと2試合するのは全然問題ない」
Sergipano submits the legend!
— UFC (@ufc) May 16, 2021
🇧🇷 @AndreMunizUFC gets it done lightning fast in RD 1! #UFC262 pic.twitter.com/hlhuZ0iaj3