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レポート

【PFL】ヴェウドゥムがTKO負けもタップ疑惑に抗議、五輪連続金のハリソンが圧勝で「女王は私」

2021/05/07 13:05

▼女子ライト級 5分3R
○ケイラ・ハリソン(米国)
[1R 1分23秒 TKO] ※パウンド
×マリアナ・モライス(ブラジル)

 1R、ともにサウスポー構えから。いきなり左ハイから入るハリソン。モライスの右フックにカウンターで組んで右で差して金網まで押し込む。

 いったん払い腰を狙うハリソンだが、そこで戻して両脇を差していく。ダブルアンダーフックのまま右ヒザを突くと、背中ごしに手を組みボディロック。

 右に引き出してから左に崩して、右ヒザをモライスの外にあててテイクダウン! すぐに足を越えてマウントを奪うとパウンド。モライスが背中をむけると左右のパウンドラッシュでレフェリーが間に入った。

  1R決着で6ポイントを獲得したアメリカントップチームのハリソンは、コーナーマンのマイク・ブラウンとハグ。

 試合後のインタビューで「いいこと? これはトーナメントなんかなじゃくって、戴冠式なの。そう、私こそが女王。私は偉そうにものを言う人間ではない、でも、そうね、まるでボクサーからマヌケなYouTuberまでみんなが軽々しく入ってこれるように見えているところがあるけれど、これからはね、この場所でも、どこであろうともこの私こそが最高位」と語った。

 PFLはロンドン&リオ五輪女子ボクシング・ミドル級金メダリストで、現WBC及びWBO世界女子ライトミドル級(スーパーウェルター級=69.85kg)王者のクラレッサ・シールズと契約し、2021年中にMMAデビューし、2022年シーズンに参戦すると発表済み。果たして、ハリソンとの対戦の可能性もあるのか。

 圧倒的な強さを見せたハリソンは、試合後の会見で「私の目標はGOAT(the greatest of all time)になること、いま、アマンダ(ヌネス=UFC世界女子フェザー&バンタム級王者)がGOAT。だからいつか彼女と対戦したいと思っている。とはいえ今はPFLのチャンピオンになることが目標」とも語っている。

“女王”は今シーズンも無敗の道を歩くか。

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