▼第1試合 Krushライト級 3分3R延長1R
〇里見柚己(team NOVA)
判定3-0 ※30-28×3
×堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)
里見は13勝(7KO)9敗1分の戦績を持つ23歳。昨年8月の再起戦で、ベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて連敗を喫したが、2020年1月の金子大輝戦では得意の右のパンチを炸裂させてKO勝ち。7月の瓦田脩二戦で敗れ、今回はジムを移籍しての再起戦。
堀井は2019年3月にK-1 JAPAN GROUPに初参戦、1Rにダウンを奪われながらも3度のダウンを奪い返して1R2分46秒でKO勝ち。その試合のインパクトもさることながら、もっと話題を集めたのは試合前の個性的すぎる“メンチ切り”だった。堀井が「フラッシュバック」と命名したこのメンチ切りは、相手に背中を向けてエビ反りになって相手を睨みつけるというもの。しかし、6月の瑠久戦では喧嘩っ早さが仇となり、記者会見で乱闘騒ぎを起こして会見は中止に。試合では瑠久に判定で敗れ、その後も不可思と山崎秀晃にKO負け。2020年6月の金子大輝戦では相手のローブローにより反則勝ちとなったが、8月に決まっていた再戦は堀井の負傷欠場により中止となった。今回が10カ月ぶりの復帰戦。戦績は6勝(4KO)3敗3分。
1R、サウスポーの里美はグッと距離を詰めて右フック。堀井は右ミドルを三日月気味に蹴っていく。堀井はこの蹴りを多用。右フックからの左フック、左ボディ、さらに左ハイをかすめる里見。堀井は里見の左ボディに右ストレートを返す堀井。ここで堀井の右グローブがロープに引っかかるアクシデント。
2R、堀井は里見に右フックを直撃させるが、里見も左ストレート、右フック。堀井は前蹴りで止めてのバックハンドブロー。里見は上手く入り込むもパンチを当てるには至らない。
3R、堀井の左フックにすかさず右フックを打ち返す里見。堀井のヒザ蹴りにも右フックを合わせる。連打で前に出た里見の左で堀井は大きく仰け反る。顔面が血に染まる堀井に里見は左ハイ、左ストレートとヒット。打ち合いでも里見の右フックがヒットし、里見の流れで試合は終了。判定3-0で里見が勝利した。