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レポート

【UFC】ガヌーがミオシッチを下し、ヘビー級新王者に! ルーケがウッドリーに一本勝ち、オマリーが復活のKO勝利=「UFC 260」

2021/03/28 10:03

【メインカード】

▼バンタム級 5分3R
○ショーン・オマリー(米国)136lbs/61.69kg
[3R 3分52秒 KO] ※左ストレート→パウンド
×トーマス・アルメイダ(ブラジル)136lbs/61.69kg

 バンタム級でキニョネス、ワインランドをいずれも1Rで下したオマリーだが、2020年8月にマルロン・ヴェラのカーフキックを受けて1R KO負け。MMA初黒星を喫して以来の再起戦となる。

 対するアルメイダはUFC3連続KO勝ちから、2016年5月にコーディ・ガーブラントとの無敗対決で1RKO負けでオクタゴン初黒星。アルバート・モラレスには2R TKO勝ちも、以降、ジミー・リベラ、ロブ・フォント、ジョナサン・マルティネス相手に3連敗中だ。

 1R、サウスポー構えから先にジャブ、右カーフキックを当てるオマリー。左の三日月蹴りを腹に。さらに後ろ蹴りも見せる。オーソドックス構えのアルメイダは右で詰めるも深追いはせず。

 左ミドルを当てるオマリー。アルメイダの左右に、オマリーは下がりながら右を打ち下ろすと、さらに左ハイ! ダウンしたアルメイダに詰めず、両手を挙げて決まったと示すオマリー。

 しかし立ち上がるアルメイダにオマリーは右跳びヒザ! さらに後ろ廻し蹴りも、そこに詰めるアルメイダがテイクダウン。立ち上がるオマリーは後ろ廻し蹴りを放つ。

 2R、オーソドックス構えから入るオマリー。サウスポー構えに変えると左の前蹴りを腹に。さらに右のカーフキック。アルメイダの右の蹴りはバックステップでかわす。

 オマリーがオーソになると右のカーフキックを当てるアルメイダ! サウスポー構えに戻すオマリーは右の関節蹴り。アルメイダの入りに左ストレートを突く。

 ガードを挙げて詰めるアルメイダ。右フックを振るがオマリーはサイドに避ける。オーソから左ジャブ、右ストレートを狙うオマリー。さらにサウスポー構えに変えてインロー。

 跳びヒザを打つオマリーを迎撃するアルメイダがパウンドを狙うと、オマリーが草刈狙いでブザー。

 3R、オーソドックス構えから右のカーフを当てるオマリー。リーチを活かし、アルメイダより遠い距離を保ち、左ジャブ。アルメイダの右はスウェイでかわし、左前蹴りを当てる。

 左右で詰めるアルメイダを右にかわしていなすオマリー。ジャブ&ローで間合いを制するとワンツーの右。アルメイダも右で飛び込むが、オマリーは左に潜ってかわす。

 さらにアルメイダの右の前進に、下がりながらカウンターの左ストレート! ダウンしたアルメイダにゆっくり近づき右のパウンド1発を落として、オマリーが勝利した。

 復活勝利を挙げたオマリーは、「1Rに相手がダウンしたと思ったけどすぐに立ち上がって来た。フィニッシュを狙っていたよ。悪いことは何もなかった。フルラウンド戦うのも。ここまで大きなストリーラインがあった。彼にはキャリアもある。自分との差があると言われていたけど勝ててよかった」と語った。

◆ショーン・オマリー「必要のない一発だった」

「とても満足している。いろんな人にいろんなことを言われた。8カ月間それに対応してきたし、メッセージをもらったりした。足を狙う優れたキックボクサー相手にいい試合ができた。みんなを黙らせることができてうれしいよ。まあ、そういう人たちが黙ることはあるのかって話ではあるけど、でもいい気分だ。

 試合になったら流れるように動ける。3Rできてよかった。2Rでフィニッシュするつもりだったんだけどね。試合前には1Rで倒して2Rで終わろうと思っていた。トーマスはタフだし、本当に手強くて尊敬もしているけど、3Rを戦えたことはいい気分だった。何をもって“いいパフォーマンス”と言うのか分からない。エディ(ワインランド)戦ではほとんど相手の打撃をもらわなかった。少しもらったかな……。ホセ(キノネス)の試合も、エディの試合も繰り返し何度も見た。その2試合はあっという間だったけど、今回はしっかり見直せるね。戻って振り返るのが楽しみだよ。

 ここに来て彼を倒したかった。オクタゴンでは判定で勝利はしたくない。彼を仕留めたかったし、それを実現できて非常に嬉しい。彼は打撃をヒットさせる前にもう終わっていた。レフェリーは1Rの後に『おい、試合を止めなかったら闘い続けろ』と言ってきた。必要のない一発だったけど、レフェリーは何も反応しなかった。彼は既に闘える状態ではなかった。だけどもう一発当てなくてはならなかった。

 最近は良い打撃が打てている。自分のスピンは速くて強力だ。相手はそれに反応しなくてはならないから、その時はそれをフェイントにして右を叩きこむんだ」

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