シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】笠原弘希がスアレックを完全KO、笠原友希も栗秋祥梧に勝利

2021/02/07 19:02

▼第3試合 46.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R 
〇MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子ミニマム級1位、前J-GIRLSミニフライ級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28×2
×祥子JSK(治政館/ミネルヴァアトム級4位)


 MISAKIはシュートボクシングの女子トップ選手で、2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に無敗の女子高生・寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。同年7月のGirls S-cup -48kg世界トーナメントでは3位に。同年12月に寺山とのリマッチでJ-GIRLS王座を失い、2019年7月のSB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント決勝戦で女神にまさかのTKO負けを喫し、負傷から長期欠場へ。


 再起戦となった2020年8月には『REBELS』のリングでぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。10月の「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」にリザーブマッチで出場するはずだったが、頚部リンパ節炎に罹り診断の結果ドクターストップとなった。


 対する祥子は、二児の母でキックボクシングジム「JSK KICKBOXING GYM」の代表の顔も持つキックボクサー。様々な団体で戦績を重ね、ぱんちゃんとの2度に亘る激闘やこれまでに2度タイトルマッチの経験もある。1月17日のRISEで判定勝利し、短いスパンでの試合となるが、打倒MISAKIに燃えSBからのオファーも二つ返事で受けたという。


 1R、MISAKIは「変わったところを見て欲しい」との戦前の言葉通り突進せず、前へ出てくる祥子に右ローと右ストレート。祥子の蹴りをよく見てパンチを打つ。祥子はワンツー。残り15秒でMISAKIは前へ出てワンツー、左ボディをまとめた。


 2RもMISAKIは下がりながらワンツー、右フックを打ち、組むとヒザ蹴りと投げを狙う。祥子は蹴りにパンチを合わされるためパンチから入るが、MISAKIの右ストレートをもらう場面が目立つ。


 3R、右フックを何度もヒットさせるMISAKIだが慎重だ。祥子は前へ出ての左右ロー、前蹴り。右ストレートから左フック、組まれるとヒザを見舞うMISAKI。左ボディに祥子は組み付く。最後は連打を繰り出したMISAKIが判定で再起を果たした。

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