▼53.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×伏見和之(RIKI GYM/SB日本バンタム級1位、元SB日本スーパーバンタム級王者)
判定0-3 ※28-30、28-29、28-30
〇心直(REON Fighting Sports Gym)
伏見は2008年5月デビューのベテランで、SB軽量級1といってもいい強打を持ち、毎回倒し倒されのダウンの応酬で会場を盛り上げる。2020年2月には佐藤執斗を破り、まだまだ若手の追随を許さない。現在29歳で心直は10歳下となる。
心直は“プロフェッショナルシスト”健太を師匠に持ち、ジュニア時代はNJKFアマチュア大会で45kg級王者に。プロデビュー後、J-NETWORKではフライ級新人王となり、同級4位にランクイン。2020年9月の新日本キックで元日本フライ級王者・泰史から勝利を奪う番狂わせを起こした。12月のREBELSでも延長戦までもつれ込む接戦で老沼隆斗を苦しめている。戦績は5勝(1KO)5敗2分。
1R、サウスポーの心直の周りを左回りする伏見。お互いにインローを蹴るが、伏見はカーフも蹴る。細かくパンチを当てる伏見に対し、心直はしつこくインローを蹴る。残り30秒で心直が左インローからの左ストレート、伏見は投げを仕掛けたが投げられず。
2R、心直は下がりながらも左ミドルと左ストレートを打つ。伏見が前へ出ての右ストレートと左ボディ。伏見がフックを打つところに右フック、左フックを被せに行く心直。伏見は前へ出てパンチを打って行くが、手数が少ないながらもカウンターをとっているのは心直か。
3R、勝負をかけた心直が左ミドルと左ストレートを次々と放っていく。前に出る伏見には右フック。前へ出る伏見に慎太のテンカオがグサリと突き刺さり、さらに目蹴り。前へ出て手数を出す伏見だが、左ミドルと左のパンチのヒットは心直が多い。心直の左ボディが何度もヒットし、伏見は身体を丸める。3R終了直前には心直が狙いすました左飛びヒザ蹴りでダウンを奪った。
“どうだ!”と言わんばかりの表情の心直。巧みな試合運びで伏見から判定勝利を奪った。
▼SB日本ウェルター級(67.5kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×村田義光(シーザージム/SB日本ウェルター級4位)
判定0-3 ※28-29×3
〇イモト(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーライト級5位)
シーザー武志会長の次男(長男は村田聖明)である村田は2018年9月にプロデビュー。3戦目のRarda戦で1RKOの初黒星を喫した以降は6連勝を飾っている。戦績は8勝(5KO)1敗のサウスポー。
対するイモトはスーパーライト級からウェルター級に階級を上げての第一戦に臨む。戦績は6勝(2KO)7敗。
1R、前に出る村田が圧力をかけていくが、イモトはタックルのように組み付いては投げを狙う。村田が左ミドルを蹴るとキャッチしての軸足払いでコカす。イモトは投げに懸けているかの様子。
2R、右へ右へとポジショニングする村田へイモトが右ストレートを直撃させてダウンを奪う。急に手数を増やすイモトが右ストレート、左フックで村田をふらつかせて首投げ。村田は鼻血を出しながらも前へ出て組み付きヒザ蹴りを見舞う。それを背負い投げで返すイモト。村田は足取りがおぼつかないがそれでも前へ出て、左ミドルを空振りしてのバックハンドブロー。
3R開始と同時に村田にはドクターチェック。再開後も前へ出る村田は左ストレート、イモトも右ストレートを返す。疲れが見えるイモトだが下がりながらも右ストレート、左フック。組めば首投げを繰り出す。村田はヒザ蹴りからスタンディングチョークスリーパーを仕掛けたが、イモトが自分から倒れ込んでしまいイエローカード。消耗が激しいイモトに村田はパンチで攻め込むも、イモトが投げを見まい試合終了。