▼ダブルセミファイナル1 NJKFミネルヴァスーパーフライ級タイトルマッチ 3分3R
△聖愛(魁塾)
[判定1-1] ※28-29, 30-29, 29-29
△IMARI(LEGEND GYM)
※聖愛がドロー防衛に成功
キャリア9年。女子大生キックボクサーの聖愛(魁塾)がホームのDEEP☆KICKでNJKFミネルヴァ・スーパーフライ級王座の防衛戦に臨んだ。
挑戦者はIMARI(LEGEND GYM)。「JK最後の花を咲かせます」と豪語して大阪に乗り込んできた滋賀県在住の高校生ナックモエだ。ミネルヴァで活躍中のKAEDEは実妹。これまでにIMARIは6戦5勝1分と負けなしで、タイトル挑戦へとこぎ着けた。
試合は右ローや右ミドルなど破壊力のある攻撃を放つ聖愛と日本女子ムエタイ界では屈指の技巧を誇るIMARIのテクニックが真正面からぶつかり合う攻防になった。聖愛が力強い右ミドルを打てば、IMARIは蹴りをとって右ロー。相手が下がったところでさらにミドルを打ち込むというテクニックを魅せる。しかしながら、聖愛は単発。
一方のIMARIも上手さは感じるものの、これという一撃はない。結局、試合は1-1の痛み分けに終わった。辛くも王座防衛に成功した聖愛は内容に納得しておらず、頬を膨らましながら再び腰にチャンピオンベルトを巻いた。数年後、お互いさらに成長した段階での再戦を臨みたい。
大会の合間には昨年RISE大阪大会でRISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020で優勝した寺山日葵(TEPPEN GYM)が登場すると、場内がどよめいた。「今日の試合はすごく盛り上がっているので、私も刺激を受けています」 そして自身の試合のPRも。「私事ながら、2月28日のRISE ELDORADOでロッタンの新しい彼女(アイーダ・ルークサイコンディン)と初の国際戦に挑みます。応援、よろしくお願いします」と女王は語った。