キックボクシング
レポート

【REBELS】老沼隆斗が粘る心直を蹴りまくり延長戦で勝利、栗秋祥梧はダウサコンに痛恨の敗北

2020/12/06 17:12

▼オープニングファイト第1試合 女子46.0kg契約 2分3R延長なし BLACKルール
〇川島えりさ(クロスポイント吉祥寺)
判定3-0 ※29-28×2、30-28
×ねこ太(トイカツ道場)


 川島はアマチュア大会を経て、2018年に東京MXのスポーツ情報番組『BE BOP SPORTS』の企画『PANCRASE REBELS TRYOUT』でKING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思のコーチを受け、17歳でプロデビュー。そのデビュー戦では同じ企画でプロデビューしたぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)と対戦。2度のダウンを奪われて敗れたが、ぱんちゃんにパンチで鼻血を出させ、最後まで逆転を狙って戦い続けた。


 当時はまだ珍しかった“JKキックボクサー”として注目を集めたが、実は練習中に左手首を骨折したまま試合に出ており(バンテージを巻けば痛みがなく試合には支障がなかったと本人)、試合直後に手術をしたため完治するのに1年を要した。加えて大学受験もあったため、今回が1年10カ月ぶりの復帰戦となる。


 ねこ太は生年月日も出身地も非公開という謎のファイター。戦績は2戦2敗。


 1R、顔面前蹴りから入った川島だが、ねこ太は左ミドルからの右ストレートでどんどん前へ出て手数を出し、乱戦に持ち込む。このペースに戸惑いを見せた川島だが、右ミドルがヒットするとジャブを突いて作り直す。


 2R、川島は伸びるジャブ、左フックをヒットし始めて自分のペースを取り戻す。ねこ太もパンチで反撃するが、このラウンドは川島のパンチ&ミドルが目立った。


 3R、ジャブ&ステップが軽快な川島は左フックを引っかけて回り込み、パンチで突進するねこ太をかわしていく。強烈な左ボディもヒットさせ、ラスト10秒では足を止めての打ち合い、首相撲からのヒザ蹴りも繰り出して再デビュー戦を勝利で飾った。

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