▼セミファイナル(第7試合)56.0kg契約 3分3R延長1R REDルール
×栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
判定0-2 ※28-29×2、29-29
〇ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
ハードパンチャーの栗秋は近年のREBELSを牽引する存在で、2019年8月大会で185戦166勝の戦績を持つルンピニースタジアムの元ランカーをKO、10月のKNOCK OUTではISKAスペイン・ムエタイ・フェザー級王者ミケール・フェルナンデスを降している。また、12月にはシュートボクシングに参戦し、SB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀をヒジ打ちでTKOに葬り、今年2月のKNOCK OUTでは駿太もヒジでTKOに破り4連勝を飾ったが、9月のKNOCK OUTで宮元啓介に敗れ連勝がストップ。
対するダウサコンは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級3位で、2017年~2018年にREBELSへ4度参戦した、強打が武器のムエタイ戦士。2018年4月27日に小笠原瑛作にKOで敗れWPMF王座を失った。最近では、ジャパンキック協会の8月大会のメインに登場して、同団体のトップである馬渡亮太と引き分けている。戦績は39勝(20KO)16敗3分。
1R、栗秋は左フックからの右ロー、得意の左ボディと快調に攻めていくが、ダウサコンがヒジを打ち返してくるとアツくなったかパンチとヒジを振り回して大きくバランスを崩す。
2R、一気に前へ出るダウサコン。強烈な左ミドルを放ち、飛びヒザ蹴りを失敗した栗秋に左ハイを当てる。栗秋は左フックで対抗するが、ダウサコンの蹴り、組んでのヒザで栗秋は消耗が見える。
3R、ダウサコンは徹底して組んでのヒザ蹴り。成す術なく組まれてしまい、ヒザを浴び、投げられる栗秋。組まれ際にアッパーやフックを合わせようとするも空を切り、消耗させられていく。ラスト30秒でダウサコンは組むのをやめ、ミドルとローの蹴り合いを見せる余裕っぷり。栗秋は飛びヒザ、後ろ蹴りで逆転を狙ったが、判定2-0でダウサコンの勝利となった。
▼第6試合 52.7kg契約 3分3R延長1R REDルール
〇白幡裕星(橋本道場/MuaythaiOpen スーパーフライ級王者)
判定3-0 ※30-27×2、30-26
×松﨑公則(STRUGGLE/元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者、元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者)
白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。同年11月にはキック界のレジェンド・立嶋篤史の息子である立嶋挑己からも勝利を収めた。2019年12月1日にはMuayThaiOpenスーパーフライ級王座決定戦に臨み、判定勝ちで見事王座に就いた。今年2月のREBELSでは老沼との王者対決を行い、延長戦にもつれ込む接戦の末に惜敗。8月大会では老沼に挑戦経験のある濱田巧を破り、再び老沼とのタイトルマッチを目指す。
当初は新日本キックの泰史との対戦が決まっていたが、欠場により松崎との対戦となった。松崎は元J-NETWORK・元REBELS-MUAYTHAI・元WPMF日本スーパーフライ級王者&元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者の四冠王。打たれても打たれても食らいついていく粘り強さとヒジ打ちを得意とする。
1R、サウスポー同士。白幡はほぼ前蹴りと左ロー。松崎は前へ出ていくが、白幡の前蹴りで押し戻される。白幡は様々なフェイントを使っていき、最後には右フックをクリーンヒット。
2R、白幡はジャブ、左ストレートでボディを狙い撃ち。前へ出てくる松崎には左ストレート。強引に詰めてくる松崎だが、白幡のアッパーをもらう。
3R、松崎はぐっと距離を縮めて打ち合いに行く。白幡は下がりながらしっかりとパンチを当てていく。松崎はうなり声をあげ、「来いっ」と叫びながらどんどん前へ出る。松崎の闘志あふれる姿に場内はどよめくが、しっかりパンチを当てていくのは白幡。終了のゴングが鳴ると観客に向かって見得を切った松崎だったが、判定3-0で白幡の完勝となった。