キックボクシング
レポート

【REBELS】老沼隆斗が粘る心直を蹴りまくり延長戦で勝利、栗秋祥梧はダウサコンに痛恨の敗北

2020/12/06 17:12

▼第5試合 55.5kg契約 3分3R延長1R REDルール
〇壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定3-0 ※30-28、30-27×3
×鈴木貫太(ONE’S GORL)


 壱は12月のムエタイオープンで岩浪悠弥にまさかの初回KO負けを喫し、14連勝が途切れた。2月のルンピニースタジアムでの再起戦でも敗れ、9月のKNOCK OUTで小笠原瑛作にも初回KO負けと絶不調。復活を懸けて今回の試合に臨む。


 鈴木は昨年10月のREBELSにて大川一貴に勝利。パワフルな右の蹴りと右のパンチ、首相撲で相手を転倒させるなどのアグレッシブなファイトが評価された。


 1R、壱は出会い頭に左ミドルを蹴り、その後も左ミドルを多用。鈴木も右ローを蹴っていくが、壱の左ミドルの数が圧倒的だ。鈴木は左右フックとヒジも繰り出すが、壱の距離での戦いが続く。


 2R、さらにギアを上げた壱はヒジ&ヒザ。左ミドル、独特の軌道を描く横間蹴りと鈴木を突き放す。鈴木のフックが顔面を捉える場面もあるが、壱の手数・足数が優る。


 3Rも左ミドルを蹴りまくる壱。鈴木のパンチはかわして、横前蹴り、コーナーへ詰めての左右ヒジ打ち。鈴木もローを蹴ってのパンチを繰り出すが、壱を捉えることができない。最後は首相撲で倒してダメ押し、壱が完勝を収めた。

▼第4試合 REBELS-RED 53.5㎏級王座決定リーグ戦 3分3R延長なし REDルール
〇安達浩平(team AKATSUKI)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-29
×響波(Y’s glow)


 リーグ戦の勝ち点2点同士の対戦。この試合の勝者がリーグ戦優勝に王手を懸ける。


 1R、響波が左右の三日月蹴りを突き刺し、強いローも蹴っていく。序盤はボディとローを徹底的に攻められた安達だったが、中盤に右ボディをヒットさせたのを皮切りにパンチで反撃。


 2R、前に出るのは安達だが、右ストレートとヒジなど攻撃するのは下がっている響波の方。安達はまたも右ボディで響波の身体をくの字にさせるが、響波も三日月蹴りとパンチで猛反撃。


 3Rも前に出るのは安達。響波は同じく下がりながらパンチとヒザで迎え撃つ。しかし、安達の右ボディ、左右フック、ボディへのヒザが捉え始めて、響波はダメージを感じさせてしまう。響波もヒジとパンチで反撃を試みるが、安達の突進は最後まで衰えずパンチとローを出して前へ出続け、判定勝利した。

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