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レポート

【Krush】“エンドレスラッシュ”で新美貴士が王座に就く、女子は菅原美優が新王者に

2020/11/27 20:11

▼ダブルメインイベント第1試合(第7試合)第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
〇菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
[判定3-0] ※30-29、30-29、30-28
×MOE(若獅子会館)
※菅原が第3代王座に就く

 菅原は第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-50kg優勝、第6回・第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-45kg優勝の実績を引っ提げて2019年1月にプロデビュー。トーナメント初戦(準決勝)では優に判定3-0で勝利を収め、戦績を4勝1敗とした。今年3月に美容技術専門学校を卒業し、春から“戦う美容師”として活動している。

 MOEは第19回K-1チャレンジ女子Bクラス -45kg優勝。現役JKファイターとして2018年12月にKrush初参戦。強豪を相手に連敗を喫したが、トーナメント初戦ではチャン・リーに判定3-0で勝利を収め、決勝へコマを進めた。戦績は3勝3敗。

 1R、菅原は前蹴りと横蹴りをタイミングよく蹴ってMOEを押し戻す。MOEは右ロー狙い。菅原は右のパンチを時折出して、単発ながらヒットを奪った。


 2R、菅原は前蹴りを駆使するが、MOEも顔面前蹴りをヒットさせる。菅原は前蹴りから右のパンチ、そのまま組み付くを繰り返すが、どうしてもバッティングになりがち。MOEは転倒した菅原を蹴ってしまい警告が与えられた。菅原にもバッティングの警告が与えられる。

 3R、ガムシャラにパンチを打ってきたMOEに菅原も応える。菅原はパンチ、前蹴り、パンチ前蹴りと前蹴りを巧みに使ってMOEを押し戻す。MOEは打ち合いに行くが菅原の右フック、前蹴りをもらってしまう。

 判定は3-0で菅原が勝利。新王座に就いた。菅原はセコンドのKANAと笑顔でハイタッチ。


 マイクを持つと「今日はコロナで大変な中、応援に来てくださってありがとうございました。いろんな人に迷惑かけたり、たくさんの人に支えされて、ジムの人たちにも支えてもらって、お母さんにもご飯を作ってもらってここまでこれました。これからも頑張りますので応援してください」と嬉し泣きしながら語った。

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