キックボクシング
レポート

【NO KICK NO LIFE】石井一成がヒジ打ち連打でTKO勝ち、福田海斗が技術存分に見せつけ圧勝、小林愛三は打ち合い制す、森井洋介が逆転KO

2020/10/29 19:10


▼第1試合 61.5kg契約 3分3R
〇森井洋介(野良犬道場/初代KING OF KNOCK OUTライト級王者)
KO 3R 0分43秒 ※左ストレート
×翔貴(岡山ジム/元ルンピニージャパン認定フェザー級王者)


 森井は国内ライト級屈指のハードパンチャーで、近年はKNOCK OUTのエースとして活躍。2016年9月の旗揚げ会見スペシャルマッチから2019年2月までに11勝(9KO)2敗1分という戦績を残した。2017年に開催された「KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント」では3試合全てKOで制し、初代王座に就いている。しかし、現在はチャンヒョン・リー、原口健飛に連敗中。今回再起を懸ける。戦績は44勝(29KO)9敗4分。


 翔貴はRISEやKNOCK OUTにも出場。栗秋祥梧を相手にドローに持ち込んだ戦績が光るが、その引き分けを挟んで現在6連敗中。今回から心機一転、ライト級に転向して連敗脱出を目指す。


 1R、まずはローの交換。続いて左フックも交換する。森井の強い右ローに翔貴は左ハイを顔面にかすめる。翔貴の右フックをもらった森井だが、すかさず左フックを返す。しかし、翔貴のワンツーの右ストレートで森井がダウン。倒しに行く翔貴に森井も応戦。右ローを蹴る森井。


 2R、右ローを蹴って左フックにつなぐ森井に翔貴は3連打を返す。翔貴は翔貴の前蹴り、ジャブに近付けない。打ち合いになると右の攻撃がよく見えてないのか被弾する森井。左右フック、右ローで応戦する森井はラウンド最後に打ち合いを仕掛け、ここでは翔貴のパンチをダッキングでかわしながら左右フックを打ち込む。


 3R、森井は右ローと左フックで勝負をかける。これに翔貴も打ち合うが、右ストレートを打った直後に森井の左フックでダウン。続く森井が踏み込んだと同時に放った左ストレートで崩れ落ちる翔貴。森井が逆転KO勝利を飾った。


 勝利者インタビューに答える森井は「1Rダウン取られて焦ったんですが逆転できてよかったです。またこのリングに帰ってこれたのは応援してくれるファンのみなさんやサポートしてくれる後援会の方、それに家族や友だち、そして…居場所を作ってくれた小林さんのおかげです。また応援お願いします」と森井は男泣きしながらお礼を述べた。

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