▼第3試合 51.0kg契約 3分3R ※ヒジ打ちなし
〇小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/WPMF女子世界フライ級王者、ムエタイオープン女子フライ級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
×後藤まき(RIKIX/ミネルヴァ ライトフライ級2位)
小林は2015年2月にプロデビューすると、2018年7月にシュートボクシングの試合でイリアーナ・ヴァレンティーノに敗れるまで13戦無敗を誇った。KNOCK OUTでは女子部のエースとして活躍。2018年12月には伊藤紗弥との国内頂上対決を制し、翌年4月にはイリアーナとKNOCK OUTで再戦してリベンジに成功。11月にWPMF世界女子フライ級王座を奪取。今年からRISEに参戦して「初代RISE QUEENフライ級(-52kg)王座決定トーナメント」では決勝へ駒を進めている。
後藤はRIKIXの紅一点。寺山日葵や聖愛らチャンピオンクラスとの対戦経験も豊富で、佐藤レイナから勝利を収めたことがある。黒星が続いているが「負けっぱなしの人生を変えるのはここしかない」と自身のSNSに燃える投稿をしていた。
1R、右ローを蹴る小林に後藤はワンツーを連打していく。小林はジャブ、右フックを打ちながら右ローを狙い撃ち。後藤は明らかに倒しに行っている渾身の右ストレートを何度も繰り出す。さらに組むとヒザ蹴り。小林はパンチをもらいながらもしつこく右ローを蹴る。
2Rも開始と同時にワンツーで攻め込む後藤。小林は右ローを蹴りつつ左右フックを打ち返していく。小林のジャブと右ロー、右ストレートをもらう場面が増え、前に出てくる力も衰えてきたように見える小林だが、ラウンド終盤にはパンチを出して前へ出る。
3R、左右フックを連打する小林にアゴが跳ね上がる後藤だが、強い右ストレートを単発で打ち返す。足を止めての打ち合いで何度もクリーンヒットを奪う小林だが、後藤は立ち向かってくる。後藤の右フックがヒットも、小林のパンチの回転力が上。左右のパンチを休むことなく出し続ける小林。後藤も右の一発に懸けるが、小林が圧倒的な手数で上回り、小林が判定勝ちした。