▼第4試合 ONE女子アトム級(※52.2kg)5分3R
○V.V Mei[山口芽生](RIKI GYM/和術慧舟會GODS/HybridFighter/Team Teppen)
[3R 3分18秒 腕十字]
×クセニヤ・ラチコヴァ[Kseniya Lachkova](ロシア)
1R、立ち会うと身長差が目立つラチコヴァとV。ともにオーソから。左インローはラチコヴァ。Vはシングルレッグに入るがラチコヴァは押し込んで突き放す。Vの右ローに左を合わせにいくV。さらに右ハイも。左インロー、そこに組みに行くVは右フック当てるが、そこに打ち下ろしの右ストレートはラチコヴァ。Vはシングルレッグも金網背にラチコヴァは差し上げる。Vは右で差して押し込むと両差しも小外でテイクダウン狙うラチコヴァ。片ヒザ着いたVだが、離れることに成功。勇気を持って。左右突いて前に出る。しかしさばいたラチコヴァがカウンターのダブルレッグから小外でテイクダウン。ONEはラウンドマストではないものの、ラチコヴァのラウンドに。
序盤は苦戦したものの地元の大声援を浴びたV.V Meiが3R3分18秒、鮮やかなアームバーで1本勝ち!?? #WeAreONE #ANewEra #東京 #武術 @v_vmei #WeAreONE #ANewEra #東京 #武術 pic.twitter.com/XLNvo4ouCc
— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) March 31, 2019
2R、サウスポー構えから左インローが長いラチコヴァ。Vは遠い距離から右を振ってダブルレッグ。差し上げるラチコヴァに再び尻下でクラッチしダブルレッグテイクダウン! サークルケージの内側に倒す。下から手首つかみ腕十字はラチコヴァ。ヒジを抜き、インサイドからパウンドはV。ラチコヴァはクローズドから手首をつかみにくるが、回して外すVは鉄槌! さらに右の細かいパウンド。クローズドのラチコヴァは立つ気配を見せない。下からの仕掛けを警戒すればいいVは細かいパウンド。蹴りの突き放しもついていきパウンドで、攻勢でポイントを取り返した。
3R、サウスポー構えのラチコヴァの前足を触りにいくVは右フック! さらにラチコヴァの左ストレートにカウンターのダブルレッグテイクダウン! 背中つくラチコヴァの三角をかついでパスするとサイドポジションを奪取! 脇差しパスガードからマウント。リスクのあるなか腕十字へ! 体をまたいできたラチコヴァの腕を伸ばし極めた! 見事な一本勝ち!
V.V Mei「ラチコヴァ選手、打撃がとても強くて向かっていけませんでしたが、皆さんの『山口』という声が胸に刺さり、最後まで全力でいけました。フィニッシュしなくちゃいけないと思いました。いつも女子選手は関節技は柔らかいので、腕十字は極まるかなと思いましたが、みなさんの応援が力になりました」
(バックステージコメント)
V.V Mei「セコンドの那須川弘幸さんからは、相手選手は体格やリーチの差があり、フックに気を付けろと言われていました。距離が違うジャブや上下への打ち分けをしながら、不利にならないポジションへ移動しました。思い切って中に入って打ち込む練習をしたので、ストレートが届き、ミット打ちの成果が出たと思います。
どうしても3Rでフィニッシュしたかったので、リスクのある技ですが腕十字で極めようと思っていました。腕十字は寝技で回転して逃げられてしまう技なので、関節の向きをコントロールする練習をしていました。ちゃんと成果が出せて自信につながりました。ホームタウンである日本の東京で勝てたことはとてもうれしいです」
▼第3試合 ONEフェザー級(※70.3kg)5分3R
×アンソニー・アンゲレン[Anthony Engelen](オランダ)
[1R 4分12秒 TKO]※パウンド
○ゲイリー・トノン(米国)
1R、トノン、アンゲレンの右ローを掴んでシングルレッグでテイクダウンはトノン。パンドの隙に立とうとするアンゲレンを寝かせ、パスガードマウントへ。シングルバックから立つアンゲレンのサイドにつき、正対際をボディロック、再びテイクダウンするトノン。マウントからヒジ・ヒザにアンゲレンは亀になるが、トノンはバックマウントから両手で左右からパウンド。レフェリーが間に入った。
グラウンドで立たれながらもコントロール、マウントも奪ったトノンがパウンド、危なげなくTKO勝利した。
トノン「素晴らしく良い試合でした。初めてのゲージでしたが全力を出せました。自分が抑え込んでからは全くダメージを受けずに勝つことができたと思います」
▼第2試合 ONE SUPER SERIESムエタイ バンタム級(※65.8kg)3分3R
○パニコス・ユーサフ[Panicos Yusuf](キプロス)
[判定3-0]
×モハメド・ビン・マフムード(マレーシア)
オープンフィンガーグローブのケージムエタイ戦。
1R、サウスポー構えのユサフの左の蹴りをつかんでこかすマフムード。ともにオーソになり、右ストレート当てるマフムード。左右を大きく振るがユーサフはクリンチ。
2R、圧力かけて金網詰め左を当てて前に出るユーサフ。マフムードの反則の後頭部への右フックで中断。再開。ケージ背にするマフムード。鋭い右ローはユーサフ。マフムードのヒザが再び金的に入り、イエローカードが出される。
3R、首相撲ヒザでこかすのはユーサフ。さらに両脇を差ししてマフムードを倒す。右の打点の高い前蹴りはユーサフ。マフムードのアゴにヒットする! マフムードも左フック当て&左ローでユーサフをこかすが立つユーサフは前へ。判定はユーサフが3-0勝利。
▼第1試合 ONEライト級(※77.1kg)5分3R
○ユン・チャンミン(韓国)
[1R 4分16秒 リアネイキドチョーク]
×バラ・シェッティ[Bala Shetty](インド)
1R、ともにオーソ。チャンミンの左ローが金的へ。再開。左フックを当てるチャンミン。シェッティの左ローには右ストレートを合わせる。さらに右前蹴りを腹につくチャンミン。四つからシェッティが首投げもすかし脇潜るチャンミンがバック回り、バックマウント、マウント&パウンド、ヒジ打ち。亀になったシェッティにリアネイキドチョークを極めた。