▼第13試合 ONEミドル級(※93.0kg)選手権試合 5分5R
○アウンラ・ンサン(王者/ミャンマー)
[2R 4分41秒 TKO]※右ストレート→パウンド
×長谷川 賢(挑戦者/フリー)
※ンサンが王座防衛
1R、互いにグローブタッチから。オーソドックス構えのンサンにサウスポー構えの長谷川。右ミドルで牽制はンサン。右回りの長谷川。ンサンは強い右ミドルを当てる。金網詰めるンサンの左を交わす長谷川は左ハイを軽く当てる。しかしンサンも右ハイ!ブロックする長谷川はサークリング。ンサンの右ミドルに脇腹が赤く腫れる。長谷川の左に右を当てたンサン! 下がる長谷川に追うンサンは右でダウンを奪う! すぐに立つ長谷川は両脇を差して組み付くが自ら離れる。長谷川の左をかわし右を打つンサン。重いミドル級の打撃にどよめきが沸く。
2018年のベスト・バウトに輝いた組み合わせの再戦は、王者アウンラ・ンサンが長谷川賢を下し王座を防衛! @AungLANsang @kenhasegawa0226 #WeAreONE #ANewEra #東京 #武術 pic.twitter.com/iCHUoBbShM
— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) March 31, 2019
2R、先にダブルレッグでテイクダウントライは長谷川。切るンサンは右ミドル。長谷川も左ローを返す。ンサンの右に下がる長谷川。さらにンサンの右ハイがかすめ右フックに、長谷川は後退。「オングラ」コール。「長谷川」コールも沸き起こる。
長谷川も右を返すが、ンサンは右ミドル! さらにミドルを当てられ長谷川は右へ回る。長谷川の左の入りに右ジャブを当てるンサン。長谷川の低いダブルレッグに右ヒザを合わせるンサン! ヒザをマットに着きながらも長谷川は押し込み、スタンドの肩固めへ。これを抜けたンサンは、圧力をかけなおし、長谷川が入ってきたところに右ストレート! 後方に倒れた長谷川にパウンドを入れ、試合を決めた。
試合後、ONEヘビー級王者のブランドン・ヴェラがケージイン。10月の日本大会での対戦をアピールした。
今日はICU行きっぽいです、肺から2リットルくらい血が出て輸血してもらいます。
— 長谷川賢 (Ken Hasegawa) (@kenhasegawa0226) March 31, 2019
期待してもらったのに不甲斐なくてすみません。
とりあえず体治します、ありがとうございました。
▼第12試合 ONEバンタム級(※65.8kg)選手権試合 5分5R
×ケビン・ベリンゴン(王者/フィリピン)
[3R DQ]※後頭部への反則のエルボー
○ビビアーノ・フェルナンデス(挑戦者/ブラジル)
※ビビアーノが王座奪還
1R、ともにオーソドックス構え。いきなりファーストタッチをシングルレッグに入ったビビアーノ。ベリンゴンは右で差し上げて切ると、離れ際に右を振る。離れるビビアーノ。右ローはベリンゴン。さらに右のバックスピンキック! ビビアーノは左から右フック! これでグラついたベリンゴンは下がると追うビビアーノは左右連打も防ぐベリンゴン。ビビアーノはシングルレッグに移行、テイクダウン! ハーフガードながら背中着かされるベリンゴン。ビビアーノは右脇も差して細かいパウンド。さらにベリンゴンが左で差しての起き上がり際にバックマウントを奪取。チョーク狙うもゴング。2Rへ。
2R、互いに慎重な出だし。スイッチしての左ローはベリンゴン。チェックするビビアーノ。しかしベリンゴンは今度は右ローを前足へ。ビビアーノがバランス崩す。またもバックスピンキックはベリンゴン。当たりは浅い。再びバックスピンキックはヒット! 追うビビアーノにベリンゴンはサイドキックを関節へ。ビビアーノも左ロー、そしてシングルレッグを最初のトライで決める。背中つかされるベリンゴンはハーフで凌ぐ。ダメージをつけたいビビアーノだが、ベリンゴンは下からオーバーフックでゴングを待つ。ビビアーノは細かくラッシュ。
3R、圧力かけるビビアーノに左回りのベリンゴン。ビビアーノは右足にシングルレッグで左手は腰に巻きテイクダウン! ベリンゴンは下からヒジを突くが、それが後頭部に連続で当たり、中断。ベリンゴンにレッドカードが出される。ビビアーノは試合続行不可能に。DQにより、ビビアーノが新王者となるも、ビビアーノも片手を左右に振り、満足していないことを表明した。
ベリンゴン「申し訳ない。あのヒジは意図的じゃなかった。すごく残念です。(チャトリ代表「リマッチを組む」)」