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【ONE】青木がフォラヤンに一本勝ちで王座奪還!「次は若い選手と、クリスチャン・リーとやりたい」 長谷川はKO負け。若松は健闘もDJが一本勝ち、アルバレスが1回戦敗退=ONE両国

2019/03/31 15:03

【プレリミナリー】

▼第8試合 ONEフライ級(※61.2kg)GP一回戦(Bブロック)5分3R
×仙三(パラエストラ松戸)
[判定0-3]
○ダニー・キンガド(フィリピン)

1R、ともにオーソ。大仙三コールのなか、キンガドの左ミドルに右ストレートを合わせにいく仙三。右ローで仙三を打ち気にさせて仙三は右ストレートを当てるが、その後にダブルレッグテイクダウンはキンガド! すぐにバック奪うと仙三はケージウォークを試みる。ついていくキンガド。しかし仙三は正対! パウンドで空いたスペースからシングルレッグで立ちに行く。テイクダウンされる仙三は立つと金網詰めて左フック! しかし浴びながらもカウンターテイクダウンはキンガド。立つ仙三が右を振り前へ出ると左ローをキンガドがついたところで激闘の1Rがゴング。

2R、右の相打ちで腰を落としたのは仙三。すぐに立つ仙三だが、踏み込んでの右ローはキンガド。距離を取る仙三はカウンターの右を狙う。スタンドの鉄槌を打つ仙三。距離を取り左をヒット! キンガドのローに右を放ち追うが背中見せながらカウンターのダブルレッグはキンガド。小手投げで投げる仙三だが下に。しかしまたもケージウォークで仙三は入れ替えることに成功。ホームならでは、大仙三コールに後押しされ、肩で息をしながらも右を打ち込む。

3R、グローブタッチした両者。軽い左インローはキンガド。仙三は遠間から飛び込んで左から右を放つ。左ローはキンガド。右ロングフックを当てる仙三だが、キンガドの打ち返しに腰を落とす。すぐに立つ仙三だが印象は良くない。またも低いダブルレッグはキンガド。しかし、これを小手に巻いてバック奪う仙三が背後からパウンド。しかし前に落とされる。右腕が残ったところにキンガドはキムラ狙いも腕を戻す仙三。キンガドの左ローと仙三の右が交錯するなか、キンガドの打ち終わりにバックに着いた仙三が両足をフックしリアネイキドチョークへ! しかし残り10秒の拍子木。

判定は要所を押さえ、決定打も与えなかったキンガドが判定3-0で、スクランブル出場した仙三に勝利した。仙三も緊急出場ながら、最後まで諦めないタフファイトを見せた。

仙三「時間もスタミナもすべて足りなかった。悔しいけど、次は勝ちます」

「準備期間が2週間しかなくトレーニング不足で、スタミナも練習量もすべて足りていなかったです。テクニックで勝とうとするより、相打ちになってでも前へ進んで、相手の気持ちを折ろうと思っていました。関節技を抜けるのは得意なので、途中、相手を誘って上手くポジションを取ろうと思っていました。あと少しで得意のチョークが決まるところでしたが時間が足りませんでした。今回は自分との戦いでした。ファンのみなさんの仙三コールに応えたかったです。悔しいけど、次は勝ちます」

▼第8試合 ONEフライ級(※61.2kg)GP一回戦(Aブロック)5分3R
和田竜光(フリー/DEEPフライ級王者)
イヴァニルド・デルフィーノ[Ivanildo Delfino](ブラジル)
※デルフィーノが怪我で欠場。トーナメント1回戦は別大会で実施

▼第7試合 ONEフライ級(61.2kg)GP一回戦(Bブロック) 5分3R
○カイラット・アクメトフ(カザフスタン/元ONE王者)
[判定3-0]
×リース・マクラーレン(オーストラリア)

1R、オーソから右ミドルはマクラーレン。サウスポー構えのアクメトフも左ミドルを返す。右のかけ蹴りはマクラーレン。かわすアクメトフ。マクラーレンは後ろ蹴りも見せるが、その打ち終わりに左フックはアクメトフ! フラッシュダウンするマクラーレンはすぐに立つと、跳びヒザへ。それをかわしたアクメトフがそのままテイクダウンし、インサイドのままゴング。

2R、左構えにスイッチし、ジャブを突くマクラーレン。さらに左ローも。しかし圧力かけるアクメトフは頭下げながら左フックをヒット! マクラーレンの下がりながらのダブルレッグは切る。下がりながらも有効打はマクラーレン。左構えからの右ジャブ。左ローを掴んだアクメトフはテイクダウン狙い組み付き左ハイを打つ。

3R、オーソに戻し右ローはマクラーレン。しかしすぐに左構えに変える。サウスポー構えから追い、右を振るアクメトフ。さらに右ミドル。右回りのマクラーレンの左ミドルを掴み組み付くと押し込みヒザ突くが、突き放される。マクラーレンのローにパンチを狙うアクメトフ。下がりながらマクラーレンはジャブロー。しかし前に出るアクメトフは右のダブルで前進。さらに首をとらえたアクメトフは右ヒザを突き上げる! アクメトフの右ローを掴んだマクラーレン。シングルレッグになるが、片足立ちで頭を胴につけたアクメトフは倒れず。最後は互いに打ち合いも前に出るのはアクメトフ。ゴングに手を挙げたのはアクメトフ。マクラーレンは疲労からか両手を腰を置いた。

判定は前進し攻め続けたアクメトフが勝利。フライ級(61.2kg)GP一回戦を突破した。

▼第6試合 ONE SUPER SERIESムエタイ フライ級(※61.2kg)3分3R
○ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
[判定2-1]
×ハキム・ハメッシュ(アルジェリア)

オープンフィンガーグローブのケージムエタイ戦。那須川天心と対戦経験のあるロッタンのコールには大きな歓声が沸く。

1R、オーソから左の前蹴り、ローから入るロッタン。さらにワンツー、縦ヒジを突き刺す。ハメッシュは右の打ち返しのストレートがヒット! ブロッキングするハメッシも返しの左を狙うが、ロッタンは左ミドル3連打! 続く右ミドルをハメッシュはキャッチしこかす。立つロッタンは左ミドル。ハメッシュはワンツーをブロックの上に突く。ロッタンは左の蹴りに左ボディを当て、ゴング。

2R、ワンツーで詰めて右ヒザはロッタン。それをつかみリストしこかすハメッシュ。互いに首相撲巧者のなかヒザ! 内を取りヒザ、左ヒジはロッタン。さらに縦ヒジ! 離れれば左前蹴り4連打で前へ! さらに左ボディも。対するハメッシュもボディ、アッパーを突き返す。

3R、ガード固めワンツーはロッタン。近づくとハメッシュを再三こかす。頭下げて突進するロッタンにハメッシュは右アッパー。ロッタンは左の攻撃を顔面、ボディ、蹴りと散らすが、頭下げた姿勢にハメッシュの右アッパー、さらにヒザが突き上げられる。試合終了のゴングにロッタンは両ヒザをマットに着いてハメッシュをたたえた。

判定は割れ、スプリットでロッタンが激闘を制した。

(試合後コメント)

ロッタン「今日は体調が良くなくて残念でした。東京には私のファンがいると聞いていましたが、歓迎してくれていると感じました。日本のファンは去年6月の那須川天心選手との試合をご覧になったと思いますが、私としては判定に不満を持っています。今後、ONEで再戦する機会があれば、キックでもムエタイでもどんなルールでも受けて立ちます」

チャトリ代表「那須川選手は今日も最前列で観戦してもらい、将来的に参加したいと言っていた。ぜひともロッタンと再戦してほしい」

▼第5試合 ONE SUPER SERIESキックボクシング フライ級(※61.2kg)3分3R
×秋元皓貴(イヴォルブMMA)
[判定0-2]
○ヨセフ・ラシリ[Joseph Lasiri](イタリア)

オープンフィンガーグローブのケージキック戦。

1R、ともにオーソドックス構え。左ミドルは秋元。ラシリはワンツーの連打から左フックで秋元からダウンを奪う! しかし立つ秋元に跳びヒザはラシリ。腹を突くラシリは右ストレートも。接近戦に秋元は蹴りを出せず持ち味をいかせず。

2R、連打で詰めて右の蹴りまで繋ぐラシリ。秋元は中間距離を保つと得意の左右の中段蹴り! さらにワンツーの右をヒットさせると左の蹴り! ラシリも右の前蹴りを返す。間合いが空くとワンツー、右の下段蹴りは秋元。1Rの劣勢を跳ね返す反撃。

3R、ラシリの連打にブロッキング一辺倒になる秋元だが、圧力かけなおし前へ。その入り際にラシリは跳びヒザを合わせる。前出る秋元は左フック&右ミドルをヒット! さらに追う秋元は左フックも詰め切れず。ラシリは下がりながらも左ジャブを当てる。

判定は1Rにダウンを奪ったラシリが勝利。右目を腫らせた秋元は唇をかみしめてサークルケージを降りた。

秋元皓貴


「試合のためにムエタイの距離感をつかむ練習をしていましたが、5年間空手をやってきたので無意識に空手の間合いになってしまいました。距離が近くガードが下がりがちで、顔面ありルールに対応できていなかったです。ゲージやオープンフィンガーグローブでの戦いは、空手とは全く違う感覚でした。前回初めてダウンを取られましたが、今回もダウン後の試合の組み立てがてきなかったことがとても悔しいです」

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