▼第2試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R・延長1R
〇森坂 陸(エスジム)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
×山浦力也(北斗会館浅科道場)
※森坂が準決勝へ進出。
森坂は2017年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年3月にはK-1出場も果たしている。2017年7月には現K-1フェザー級王者・江川優生から勝利、2018年12月には桝本“ゴリ”翔也から勝利を収めた戦績が光る。戦績は10勝(2KO)9敗2分。
山浦は北斗会館浅科道場所属で、K-1甲子園2018 -60kg王者。迅也の弟で、2020年4月の『KHAOS.10』で行われたK-1選抜vs格闘代理戦争“7対7 全面対抗戦”では副将戦に登場。稲垣澪に最終ラウンドでKO負けを喫するも、その直前には左フックをヒットさせ、稲垣をグラつかせるなど健闘を見せている。
1R、序盤は蹴り合いとなるが、森坂のジャブが走っている。何度も山浦の顔面を左で捉えてのけ反らせるが、中盤以降はパンチ主体に切り替えた山浦が強打を振るう。森坂の蹴りにパンチを合わせ、さらにワンツーで切り込んでいく。
2R、お互いにローを蹴り、パンチにつなげていく両者。ボディブローを打てばもう一方も打ち返す。森坂はジャブを多数ヒットさせて右も繰り出す。山浦は一発一発が強いフック、ボディを打って前へ出ていく。
3R、ガンガンと前へ出てワンツーを打って行く山浦に森坂はミドルキックで応戦。山浦のパワフルなパンチに押される森坂はバックハンドブロー、ミドル、ジャブで応戦する。
終盤に山浦がラッシュをかけ、森坂からパンチのコンビネーションでヒットを奪い、そのまま優勢で終わるかと思われた試合終了直前、山浦の右ストレートに森坂の起死回生のバックハンドブローがクリーンヒット。これでダウンを奪い、カウントが数えられ山浦が立ち上がったところで試合終了。
▼第1試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R・延長1R
×林 京平(湘南格闘クラブ)
KO 3R 1分31秒 ※右ストレート
〇岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※岡嶋が準決勝へ進出。
林京平はBigbangライト級王座を保持するが、K-1 JAPAN GROUPでの試合では林健太、小澤海斗、大岩龍矢といった強豪たちとの試合が多く6勝11敗1分と大きく負け越している。前戦は2月大会でスーパーアンジをKOした。これにより、林のここ7戦は勝っても負けても全てKO(2KO勝ち、5KO負け)という戦績に。今回からフェザー級に階級を下げる。
岡嶋は『格闘代理戦争』の卒業生でプロ転向後は秀樹、山浦力也、倉崎昌史、新美貴士に4連勝を飾っているホープ。「結局、俺が一番強いんで」の決めセリフを持つ。
1Rはローの蹴り合いからスタート。お互いに強いローを蹴り合う。林は左ミドルで腕と腹を蹴り、腹に当たるとボディブローでも攻める。林が蹴りで距離を支配した。
2Rもローの蹴り合い。岡嶋は右を狙うが、林が蹴り続ける。飛びヒザ蹴りで入って打ち合いに持ち込む岡嶋に林の右フックがヒット。すかさず岡嶋も右ストレートを返す。林のペースで進んでいたが、前に出た岡嶋が終了間際に右ストレートでダウンを奪う。
3R、パンチでガンガンと前に出る岡嶋が打ち合いに持ち込み、林の右フックを空振りさせての右ストレートを突き刺しダウンを奪う。もはやフラフラの林に最後は右ストレートを叩き込み、前に倒れてきた林を押してダウンさせ、岡嶋のKO勝ちとなった。
▼プレリミナリーファイト第1試合 Krushフェザー級 3分3R
〇水津空良(優弥道場)
判定3-0 ※30-25、30-25×3
×しの(KSG)
1R、サウスポーの水津は強い左ローと左ミドルで攻め、後ろ蹴りを空振りするとそのまま左フックで相手をグラつかせる。しのはミドルにバックハンドブローを合わせるが、水津は足を止めての左右フックも繰り出す。
2R、関節蹴りをやられたしのは左右フックで前へ出るが、水津が左フックでダウンを奪う。その後、水津はパンチと蹴りでボディを狙い撃ち。
3R、パワフルなローとミドル、そして左フックで圧倒する水津が左ハイキックでダウンを追加。しのは左右フックを振り回して反撃を試みるが、水津が三日月蹴り、ボディブロー、右フックで最後まで攻め込み大差の判定勝ちを収めた。