▼第7試合 57.5kg契約 REDルール 3分3R延長1R
〇安本晴翔(橋本道場/REBELS-REDフェザー級王者)
TKO 2R 1分12秒 ※ドクターストップ
●ウィサンレック・MEIBUKAI(タイ/MEIBUKAI)
安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座を獲得した。2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月のREBELSでは栗秋祥梧を破りREBELS-REDフェザー級王座を戴冠。
8月のKNOCK OUTでは古豪・駿太、10月のKNOCK OUTではWBCムエタイ日本統一フェザー級王者・新人を初回KO。11月のイノベーション岡山大会ではプレム・T.C.ムエタイも初回KOで下してWPMF世界フェザー級暫定王座を獲得し三冠王に。2月のKNOCK OUTでは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位ダウサイアム・ノーナクシンからも勝利を収めている。戦績は16勝(6KO)1敗2分で現在6連勝中。
対するウィサンレックはルンピニースタジアムでフライ級とバンタム級の2階級制覇を成し遂げ、ムエタイ時代のゲーオ・ウィラサクレックにも2度勝利した実績を持つ。ムエタイで300戦近いキャリアを持ち、トレーナーとして来日後も勝利を収めていたが、2017年8月の『KNOCK OUT』で那須川天心に3RでTKO負け(ヒジありルール)を喫した。
今年6月のRISEでは鈴木真彦の強打で3Rにマットに沈められているが、今回はヒジあり・首相撲ありの得意分野。本人もこのルールなら自信満々のようで、安本晴翔退治を実現し、名誉挽回するつもりだ。
1R、圧力をかけるウィサンレックに、安本はハイ、ローと蹴り技を駆使して主導権を握る。パンチも交ぜていくが、ウィサンレックはしっかりガードして決定打を許さない。
2Rには、ウィサンレックがパンチで前進すると、安本はヒジを合わせてカットに成功。ドクターチェックが入ったところでストップとなり、安本がTKO勝ちした。
▼第6試合 56kg契約 REDルール 3分3R延長1R
〇宮元啓介(橋本道場/元INNOVATIONフェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、30-27×2
●栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
宮元は当初8月30日の『REBELS.65』にてREBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント1回戦で鈴木貫太(ONE'S GOAL)との対戦が発表されていたが、諸事情によって試合が流れてしまい、今大会への出場となった。KNOCK OUTには旗揚げ戦から参戦しており、空手仕込みの蹴り技を駆使して国内55kg級のトップ戦線に長く君臨。WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者を始め、これまで5本のベルトを獲得している。
一方、ハードパンチャーの栗秋は近年のREBELSを牽引する存在で、2019年8月大会で185戦166勝の戦績を持つルンピニースタジアムの元ランカーをKO、10月のKNOCK OUTではISKAスペイン・ムエタイ・フェザー級王者ミケール・フェルナンデスを降している。また、12月にはシュートボクシングに参戦し、SB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀をヒジ打ちでTKOに葬り、今年2月のKNOCK OUTでは駿太もヒジでTKOに破り4連勝中。
1R、宮元は右ロー、左三日月蹴りを主体とした攻めで栗秋を下がらせる。栗秋は様子見か、なかなか手を出さないがバックブロー、ヒジと狙いすました攻撃で宮元を揺さぶる。
2Rも、宮元の一方的な攻撃の展開となるが、栗秋はもらいながらも重いパンチを返す。
3R、疲れを見せつつもキレのある一撃を見せる栗秋に対し、宮元は攻め続けヒザ、ヒジの連打でKO寸前まで追い込んだかに見えるも栗秋は耐える。宮元が危なげなく判定勝ちした。