キックボクシング
レポート

【RISE】軽量級最高峰の対決で大崎一貴が王座奪取、狂犬vs反抗期は3度ダウン奪った前口太尊の勝利

2020/09/04 13:09

▼第3試合 -57.5kg契約 3分3R
〇浅井春香(Kick Box/J-GIRLSフェザー級王者)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×村上悠佳(TEAM TEPPEN)


 村上は極真空手をバックボーンに持ち、破壊力抜群の蹴りを武器にアマチュアキックでは1年弱で11戦全勝6KOの戦績をあげてプロに転向。デビュー戦ではダウンを奪って勝利したが、2戦目でいきなりJ-GIRLSフェザー級王者・空手こまちと対戦して判定負け。しかし、その後はQueenマオ、カン・イェジン、ウー・ユティン、MAYAに4連勝と負けなし。戦績は5勝(1KO)1敗の21歳。


 浅井は今年2月、村上に唯一の黒星を付けた空手こまちにカウンターを決めてダウンを奪いJ-GIRLS王者となった選手。その後は4月に韓国の『MAX FC』でイ・スンアに判定負け、6月は中国の『グローリー・オブ・ヒーローズ』でヤンヤンに判定負け、8月はJ-NETWORKでISKA四冠王エルナ・オブ・スウェーデン(スウェーデン)に判定勝ちした。


 1R、ローの蹴り合いから浅井はサウスポーの村上の蹴りに合わせて、または蹴り終わりにパンチを出していく。細かくヒットを許す村上は、浅井の右ストレートに大きく後退する場面も。


 2R、浅井はジャブとローから的確なワンツー。パンチの精度は浅井の方が上で、度々クリーンヒットを奪う。村上はセコンドの声に押されて前に出る。前蹴りで転倒させるが、浅井ペースは変わらない。得意の蹴りに左フックや右のパンチを合わされる。


 3R、ジャブと右ストレートを何度もヒットさせる浅井。顔面を直撃され、村上の顔が真っ赤に染まる。村上は前へ出てミドル、顔面前蹴り、右フックで挽回しようとするも、浅井の真っ直ぐ伸びる右を蹴り終わりにも合わされて逆転ならず。浅井が判定3-0で勝利し、王者の強さを見せつけた。村上はまたもJ-GIRLS王者に跳ね返される結果となった。

▼第2試合 ライト級(-63kg)3分3R
〇YA-MAN(TARGET SHIBUYA/2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝)
判定3-0 ※30-27×3
×仙一(チームドラゴン)


 1R、グイグイと圧力をかけていくYA-MANはジャブを多用し、右ストレート、左ボディをヒットさせていく。仙一はYA-MANの圧に押されて後退を繰り返す。

 2R、YA-MANは前へ出てジャブ、右ストレート、左右ボディで圧倒的な攻勢。仙一も単発でパンチを返すが、YA-MANの右ロー、パンチを浴びる。


 3R、ガードを固めながらも右ストレートを2発クリーンヒットさせた仙一だが、手数に圧倒的な差。YA-MANはボディを攻めつつ右を思い切り叩きつけ、ヒザ蹴りも入れるなど終始攻め続けて判定勝利を収めた。
 
▼第1試合 ライト級(-63kg)3分3R
〇杉山豪基(鹿浜トップチーム)
判定3-0 ※30-28×3
×吉田怜央(Refre'K/JAPAN CUP 2019 -60kg級準優勝)

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 1R、杉山が右ストレートをクリーンヒットさせ、打ち合いに持ち込む。その後もジャブ、右ストレートを的確に当てに行った杉山だが、終盤に吉田の強烈な左ボディが炸裂。


 2R、ジャブを突き合う両者だが杉山が的確に当てる。打ち合いとなっても杉山が回転力で上回るが、吉田の左ボディ、前蹴り、テンカオで動きが止まる。

 3Rもジャブの突き合いとなり、吉田はバックハンドブローも繰り出す。打ち合いになると杉山が鋭いワンツー、左フックをヒットさせていき、判定勝ちとなった。

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