▼第3試合 ONEフライ級(61.2kg)5分3R
○ドレックス・ザンボアンガ(フィリピン)
[2R 4分58秒 リアネイキドチョーク]
×デッチャディン・ソンシリスッパティン(タイ)
デニス・ザンボアンガの兄ドレックス・ザンボアンガが同じ大会に参戦。タイのデッチャディン・ソンシリスッパティンと対戦する。
MMA8勝5敗のドレックスは、URCCバンタム級世界王者。フェザー級で斎藤裕と韓国のムン・ギボムに3R TKO負け後、バンタム級で石橋佳大に判定で敗れ、3連敗を喫したが、2019年4月の前戦「URCC 77」では、かつて日本の「BLADE.2」で谷山俊樹に敗れているチョ・ソンヒュンを相手に、フライ級(56.7kg)で3R TKO勝ちを収めている。今回はONEフライ級(61.2kg)でのONE初参戦となる。妹のデニスとともにタイで練習を続けていたことで今回の試合参戦が可能となった。
デッチャディン・ソンシリスッパティンは、MMA8勝5敗。バンコク開催の「Full Metal Dojo」などで活躍し、ONEやDEEPに参戦しているドリームマンことクリッサダ・コンスリチャイとのバンタム級王座戦で敗れて以降は6勝2敗と好戦績をマークしている。「ONE Warrior Series」には「1」から出場し、2勝2敗で本戦出場を決めた。
フルコンタクト空手出身でキックでも活躍したドレックスは173cmの長身。斎藤戦で見せた後回し蹴り、さらに右ハイキックを着地させてそのまま右の突きを放つなど変則的な打撃に加え、オーソドックス構えから長いワンツーでソンヒョンをダウンさせるなどスタンドを得意とする。また柔術・グラップリングも学び、グラップリングが強い石橋佳大にバックを取られるも極めさせない防御力も持つ。
対するデッチャディンは160cm、オーソドックス構えから右ミドル、相手の頭を下げさせてのヒザ蹴りなど際の打撃を得意としており、組み技寄りの打撃はドレックスを苦しめそうだ。
1R、ザンボアンガはコールに空手式に十字を切る。ともにオーソドックス構え。速い右を振るソンシリスッパティン。右ローの打ち終わりはザンボアンガが右を狙う。詰めて左で首後ろを掴み、ダーティーボクシングで右を突くザンボアンガ。右で差してコーナーまで押し込むソンシリスッパティン。ブレーク。
前に出るザンボアンガは回転速く連打で前に。ソンシリスッパティンはシングルレッグでテイクダウン! 足を束ねて腰を殺そうとするソンシリスッパティンだが、抜いて立ち上がるザンボアンガ。ブレーク。ソンシリスッパティンの左右の打ち終わりも懐の深いザンボアンガは右ショートフックを当てる。
2R、低い手の位置からヘッドムーブせずに左右を連打するザンボアンガ。ソンシリスッパティンも右オーバーハンド。詰め返すザンボアンガはコーナー際で飛びヒザ! ソンシリスッパティンは額から出血する。ダブルレッグからリフトしてテイクダウンするザンボアンガ。ブレーク。
互いに打ち合いもリーチあるザンボアンガが優勢。左右を振り前に出るソンシリスッパティンにザンボアンガは下がりながらも低い手の位置から右を当てる。さらにコーナーに詰め尻下でクラッチしテイクダウン! 背中見せて立つソンシリスッパティンのバックを奪い、パームトゥパームでリアネイキドチョークを極めると、ソンシリスッパティンは1回タップもレフェリーは止めず、そのまま失神した。
Drex “T-Rex” Zamboanga 🇵🇭 puts Detchadin Sornsirisuphathin TO SLEEP in an impressive ONE debut! 😴 #ANewBreed #WeAreONE #ONEChampionship
— ONE Championship (@ONEChampionship) August 28, 2020
How to watch ONE: A NEW BREED 👉 https://t.co/fdppphQuM7 pic.twitter.com/Ghn4RAiEAr