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レポート

【ONE】女王陥落! スタンプがロドリゲスに敗れる。ロートレックがクラップダム下しノンオーに挑戦へ。ザンボアンガ兄妹が鮮烈勝利、ワンダーガールが連勝=「ONE: A NEW BREED」

2020/08/28 12:08

▼第5試合 ONE女子アトム級(52.2kg)5分3R
○デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
[1R 1分28秒 アメリカーナ]

×ワシャピニャ・ガオコー(タイ)

 フィリピンの無敗のスター、スタンプの練習パートナーでもあるデニス・ザンボアンガ(フィリピン)が、タイのワシャピニャ・ガオコーと対戦する。

 2020年2月の前戦で山口芽生(V.V Mei)を破り、女子アトム級世界王者アンジェラ・リーへの挑戦権を手にしていたザンボアンガは、MMA7戦無敗でONE2連勝中。山口との試合ではレスリング、柔術の対応も目覚ましく、山口の距離で戦うことなく打撃を当て、判定で元王座挑戦者を下している。その後もフィリピンに帰国せず、兄妹でタイに残り続け、今回の試合を迎えた。

 対するガオコーはMMAデビュー戦。ムエタイで46勝12敗、柔道でタイの国内王者という肩書を持つが、実力者ザンボアンガとどこまで戦えるか。

 1R、オーソドックス構えのサンボアンガに、サウスポー構えからのガオコー。ワンツーの連打から首相撲ヒザ蹴りはザンボアンガ! さらにダブルレッグテイクダウン! そのままサイドポジションを奪うと、アメリカーナでタップを奪った。

 フィリピン国旗を背に、笑顔で勝者コールを受けたザンボアンガ妹は、リング上でのソーシャルディスタンスを保ったインタビューで、「兄と一緒に勝てて嬉しかった。全てを出して戦えて良かった」と語った。

 ガオコーの実力に疑問符は残るが、危なげなく一本勝ちしたザンボアンガが、山口戦に続く連勝で女子アトム級戦線で、トップコンテンダーの座を不動のものとした。

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