▼第4試合 MMA フェザー級(70.3kg)5分3R
○シャノン・ウィラチャイ(タイ)
[判定2-0]
×ファビオ・ピンカ(フランス)
MMA9勝6敗のシャノンが、MMAデビューを迎えるフランスのピンカと対戦する。
2010年のタイファイト-67kgトーナメント初代王者で、外国人として7人目のラジャダムナン王者(ウェルター級・66.7kg)に輝いたピンカは母国のスネークジムでMMAトレーニングを始め、現在はタイのタイガームエタイを拠点とし、クレベル・コイケや長倉立尚らと対戦経験を持つジョージ・ヒックマンをコーチに、トレント・ガーダムとも練習を積んでいる。
迎え撃つウィラチャイは、2018年7月の青木真也戦からツォゴーフ・アマルサナ、ユーリ・ラピクス、ホノリオ・バナリオ相手に4連敗中だが、MMA経験の差は歴然。練習では相手のテイクダウンを切り立ち上がる姿を見せているピンカだが、バックテイクも許しており、そこからの成長具合が気になるところだ。
1R、サウスポー構えのウィラチャイ。オーソドックス構えのピンカ。右ハイで牽制する。圧力をかけるピンカだが、左ミドルを受けながらキッャッチしてコーナーに押し込み両差しも、四つに戻すピンカ。右足で小外がけで崩すウィラチャイだが、ピンカはロープでヒジをかけて凌ぐ。ブレーク。
サウスポーから右フックを振るウィラチャイ。しかしピンカは自ら圧力をかけ左ジャブ、左ロー、ウィラチャイのローの打ち終わりに右ストレートで入るがバッティングに。左ローを3連打するピンカ。左ハイでバランスを崩して尻餅を着くピンカ。そこにウィラチャイはパウンド連打するが、ピンカはガードよりも蹴り上げで凌ぐ。
2R、右ロー、左ローはピンカ。ウィラチャイの前足にダメージをためる。さらに右を振って自ら組みに。しかし四つに組むウィラチャイ。その離れ際にピンカは右ヒジを当てる。戻しの速い左ロー、ミドルはピンカ! しかしウィラチャイは左ハイを空振り、1回転して右バックフィスト! 前のめりにダウンしたピンカは鉄槌、立ち際にヒザを受けるが、ウィラチャイも決めきれず。立つピンカは右ローをインローで前足に突く。後が無いピンカはワンツーで前に出る。さらに前足にローを突き、左ミドル、ハイも当てるがウィラチャイは深追いせず。
3R、左ローを突くウィラチャイ。ピンカも詰めると右ロー。右フック。ウィラチャイの足が止まる。右インローがローブローとなり中断。再開。前に出始めたウィラチャイは右フック。圧力を返すピンカは左ロー。ウィラチャイの右に左目尻から出血はピンカ。しかし左ローを効かせ、続く左ハイはブロックされる。ウィラチャイのテイクダウン狙いは切るピンカ。前に詰めて右バックフィストはピンカ。下がりながら回るウィラチャイ。ピンカは後ろ蹴りもゴング。
判定は1Rにパウンドを連打し、2Rにダウンを奪ったウィラチャイが勝利した。