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【ONE】ロッタンがペッダムに勝利し王座防衛、ペットモラコットがヨードセングライに判定勝ち、シッティチャイがONE初陣敗れる。スタンプがMMAで快勝!

2020/07/31 12:07

▼第4試合 ONEフェザー級 キックボクシング 3分3R
×シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
[判定0-3]
〇スーパーボン・バンチャメーク(タイ)

 スーパーボンはバンチャメークジムでブアカーオの弟子にあたり、クンルンファイトで2016年世界トーナメントを制して世界にその名を轟かせた。あらゆる体勢から繰り出すミドル&ハイキックを得意とし、首相撲でも強さを発揮するテクニシャン。

 シッティチャイはプロ160戦と鉄人的な戦歴を持つ現役のムエタイレジェンド。キックボクシングとムエタイを合わせ、世界王者に9回輝く。過去10年間に渡り、キックボクシングとムエタイで、最も圧倒的な強さを誇る選手の1人として評価を築き上げてきており、ジャバル・アスケロフ、アンディ・サワー、ソーグロー・ ペッティンディーアカデミー、エンリコ・ケールなど、数々の世界トップクラスのストライカーを倒している。

 特に、元K-1王者のマラット・グレゴリアンには4勝1敗と大きく勝ち越している強豪中の強豪だ。ペトロシアンと並ぶ70kg級世界最強の一角である。

 両者は2016年1月と9月にクンルンファイトで対戦し、1度目はシッティチャイがKO勝ち、2度目はスーパーボンが完封しての判定勝ちとなっている。

 1R、まずはスーパーボンが右ハイを2発、サウスポーのシッティチャイは左ミドルを返す。右ミドル中心のスーパーボンに対し、シッティチャイはパンチとヒザを駆使し、ボディへの左ストレートを多く出す。お互いのスネブロックを掻い潜るようなミドルの蹴り合いが見られた。

 2R、スーパーボンは右のミドルハイを連発し、シッティチャイが左ミドルを返すとお互いにスピードのあるミドルの蹴り合い。シッティチャイは左ボディストレートからの右フックをヒットさせるが、スーパーボンはすぐ前蹴りで突き飛ばす。スーパーボンが徐々に距離感を掴み始め、シッティチャイの攻撃は受けずに右ストレート、前蹴り、右ミドル、テンカオを当てていく。

 3Rもミドルの蹴り合いで蹴り返しの展開が続く。右ミドルを巧みに当てていくスーパーボン、すぐにパンチもフォローする。左ミドルをスウェーでかわしての右ミドル、打ち終わりを見ての右ストレートと少しずつ上回るスーパーボン。ミドルの蹴り合いでもスーパーボンが蹴って終わる。判定はその通り、スーパーボンが判定勝利した。

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