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レポート

【Krush】レオナ・ペタスが大岩龍矢を退ける、武尊「やろうぜ」と挑戦を受諾

2020/07/21 12:07

▼第6試合 第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R・延長1R
×優(北斗会館押上道場)
判定0-3 ※28-30、28-30、27-30
〇菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-50kg優勝、第6回・第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-45kg優勝)
※菅原が決勝へ進出。


 第2代Krush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂の返上で空位となった王座を争う第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメントが今大会からスタートする。4名とも10戦未満で同じような戦績。実力伯仲のトーナメントとなりそうだ。


 優は中学・高校と陸上部に所属し、インターハイで4位の実績を持つ。30歳を過ぎてからキックボクシングを始め、現在は代官山にある美容室のオーナーでありアイリスト(アイメイクアーティスト)。2017年5月にKrushでプロデビューし、テキサス・アユミに判定負けも8月の豊嶋里美戦で初勝利。2018年4月のアユミとの再戦はドロー、9月は高梨にKO負け、12月はC-ZUKAに判定負けと連敗したが、約1年ぶりの試合になった2019年11月のチャン・リー戦で判定勝ちした。戦績は2勝3敗1分。


 菅原は第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-50kg優勝、第6回・第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-45kg優勝の実績を引っ提げて2019年1月にプロデビュー。豊嶋里美から左フックでダウンを奪ってKO勝ち、4月は延谷美智子にKO負けを喫するが、7月はチャン・リーに判定勝ち、12月もC-ZUKAに判定勝ちして戦績を3勝1敗とした。今年3月に美容技術専門学校を卒業し、美容師の国家試験に合格して春から“戦う美容師”として活動している。


 1R、優の出鼻を前蹴りで挫き、パンチを連打する菅原。パンチから顔面へのサイドキックに上手くつないでいく。フック主体の優に対し、手足の長さを活かした攻撃を繰り出す菅原がペースを握った。


 2R、菅原の右ストレートをもらった優は右フックを返す。菅原は前蹴りとワンツーで引き離そうとし、優はフックを放ちながら前へ出る。


 3R、前に出る優に菅原は前蹴り、右ロー。優は一発入っても菅原が組み付くため連打が出来ない。菅原にはバッティングの警告。残り1分でバッティングのため試合中断。左右フックで前に出る優に菅原もワンツーと右ロー。前蹴り、サイドキックを駆使して優を近付けさせず、判定3-0で決勝へコマを進めた。

▼第5試合 第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R・延長1R
〇MOE(若獅子会館/第19回K-1チャレンジ女子Bクラス -45kg優勝)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)
※MOEが決勝戦へ進出。


 第2代Krush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂の返上で空位となった王座を争う第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメントが今大会からスタートする。4名とも10戦未満で同じような戦績。実力伯仲のトーナメントとなりそうだ。


 MOEは現役JKファイターとして2018年12月にKrush初参戦、高梨と対戦して判定負けを喫したが、2019年5月の2戦目では豊嶋里美から勝利を収めている。11月には元J-GIRLSアトム級&元WBO女子世界ミニフライ級王者でプロ無敗の山田真子と対戦して、延長Rまでもつれ込む接戦の末に判定2-1で惜敗。今年2月には高梨とタイトルマッチを行ったパヤーフォン・アユタヤファイトジムにも敗れ、強豪相手に連敗中。戦績は2勝3敗。


 リーは“戦う幼稚園の先生”だったが、今年3月に6年間務めていた幼稚園を辞めて格闘技一本の生活にしたという。2018年9月の『KHAOS.6』でK-1 JAPAN GROUPの大会に初参戦し、テキサス・アユミに勝利するも菅原と優に敗れ、今年3月には森川侑凜から勝利した。戦績は3勝4敗1分。


 1R、序盤は静かな立ち上がり。リーは待ちの体勢で右ロー中心、MOEは左ミドルを蹴るがリーが右ストレートを狙っているのを警戒してか手数は少なめ。


 2Rもリーは前蹴りでMOEを近付けさせんとするが、MOEはワンツーを伸ばしてからのフックを当てに行く。MOEは右ローを3連打、そして左フック。細かくパンチを当てていく。MOEの右ストレート、左フックがリーを捉える。


 3R、右の蹴りを出すリーだが手数は少なく、MOEが右ロー連打とパンチで前へ出る。手数の少ないリーにMOEは左ミドル連打。リーが蹴りを出すと右ストレートをヒットさせる。ラスト10秒でパンチを出していったリーだが時すでに遅くMOEの判定勝ちとなった。MOEは決勝戦へ進出。

 MOEは「内容的にはよくない試合をしてしまったので、もっと練習して決勝でいい試合ができるように頑張ります」と話した。

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