▼第4試合 Krushバンタム級 3分3R・延長1R
〇晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代Krushバンタム級王者)
延長R 判定3-0 ※10-8×3
×黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)
※本戦の判定は28-29、29-28、28-28
晃貴は現K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊と同じ鳥取県出身で、鳥取時代も同じジムにいた弟分。2019年1月の王座決定戦で萩原秀斗を延長戦の末に下し、第4代Krushバンタム級王座に就いた。4月には初防衛戦を行い、隼也ウィラサクレックからダウンを奪って大差の判定勝ちを収めたが、6月のK-1でサンベル・ババヤンに敗れ、2019年11月の2度目の防衛戦では佐々木洵樹に敗れて王座を失った。さらに今年3月に新鋭の吉岡ビギンにも敗れて3連敗と崖っぷち状態。
当初は松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)との対戦が決まっていたが怪我で欠場。代わって3勝(2KO)1分けでキャリアは浅いが無敗のサウスポーである黒田と対戦する。黒田はK-1 JAPAN GROUPには2017年10月の『KHAOS』で初参戦してTKO勝ち、2019年8月のK-1では引き分け、同年11月のKrushでKO勝ちを飾っている。
1R、前に出る晃貴だが黒田の左ストレート、左ミドルを浴び、左テンカオを突き刺されて動きが鈍る。
2R、晃貴の出鼻を左ストレート、左ミドルで捉える黒田。左三日月で後退した晃貴へ黒田が連打。思い切って打ち合いにいく晃貴に黒田は左ストレートを打ってはクリンチして晃貴の連打を許さない。
3Rも前へ出て打ち合いにいく晃貴に、黒田は前蹴りや左ストレートを打ってはクリンチ。レフェリーは黒田のクリンチに減点を課す。なおも前へ出てパンチを打つ晃貴に黒田は組み付いてしまう。
本戦の判定は1-1でドローとなり延長戦。黒田は突進する晃貴を右フック、左ストレート、左ミドルで迎え撃ち、回り込んでいくがやはりクリンチを多用してしまう。残り30秒で黒田に減点1。晃貴は最後まで倒しに行く姿勢を見せて判定勝ちした。
▼第3試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R
×西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-3 ※29-30×2、28-29
〇松本涼雅(team ALL-WIN)
1R、西元は左ボディを上手く命中させていき、左右フックにつなげる。松本はパンチで押されながらも右ミドル、右ロー。2Rは松本もパンチを繰り出していくが、西元が右ストレートの連打でコーナーへ追い詰める。やや手数の減った西元に松本のパンチも当たり始めた。
3R、前に出るのは西元だが松本のパンチをもらう場面が多い。パンチと蹴りを上下に打ち分けた松本が判定3-0で勝利を得た。