キックボクシング
レポート

【REBELS】鈴木宙樹がサンタナを破り初防衛&無傷の13連勝を達成、老沼隆斗が激闘で王者対決を制す

2020/02/29 22:02

▼第9試合 70kg級契約 3分3R+延長1R REDルール
〇喜多村誠(伊原道場新潟支部/元新日本キックミドル級王者)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)


 喜多村は空手出身で、大学の空手部では主将を務めた。大学卒業後にキックを始め、2005年7月にプロデビュー。2011年10月に日本ミドル級王座を奪取し、2015年にはラジャダムナンスタジアム王座にも挑戦している。2018年10月には元ラジャダムナン認定スーパーウェルター級王者T-98をTKOに破った。


 津崎は2019年に開催されたスーパーウェルター級リーグ戦で決勝へ進出。10月の吉田英司との王座決定戦に臨んだが、敗れて王座獲得ならず。今回が再起戦。


 1R、いきなり右ローに右ストレートを合わせられる喜多村。これでペースを握られたか、喜多村はバタバタとした動きで焦りが見え、津崎は右のパンチ、ヒジで攻めていく。ラウンド終盤にはもう一度右ストレートを合わせられ、尻もちをつく喜多村。


 2Rも津崎の右で大きくグラつく喜多村。しかし、津崎はなぜかここからクリンチが多くなり、喜多村が蹴ってはクリンチ状態となることが続く。喜多村は組み付く津崎にヒジを見舞っていく。


 3R、ミドルとローを蹴った喜多村が右を連続ヒット。そこからまた組みの展開となり、喜多村が組み際にパンチ、蹴りを出し津崎が組み付く。ヒザを蹴り合うが、喜多村はヒジも入れる。本戦はジャッジ1名が喜多村を支持したがドロー。


 延長Rも組みの多い展開。その中で喜多村が組み際にハイキック、右ストレート、右ボディを入れ、ヒジも見舞う。粘る津崎を喜多村が振り切った。

▼第8試合 三浦翔引退試合 57.5㎏契約 3分3R+延長なし REDルール
〇三浦 翔(クロスポイント大泉)
TKO 1R 1分50秒 ※セコンドからのタオル投入
×MAUA(HIDE GYM)


 22歳の三浦は2017年6月にプロデビューし、7勝(5KO)1敗の戦績で将来を期待されていたが、就職して仕事に専念するため引退を決意。J-NETWORKでフェザー級10位にランクインしているMAUAを相手に引退試合を行う。


 1R、右ストレートをヒットさせた三浦は一気にラッシュ。左フックで腰を落としたMAUAに左右フックを見舞い、ダウンを奪う。


 その後は飛びヒザ蹴り、左右ストレート、右ハイとMAUAを追い込み、最後はロープを背負わせての右フックでダウンさせ、セコンドからのタオル投入でTKO勝ち。有終の美を飾った。


 マイクを持った三浦は「デビューしてから応援していただいた方のおかげで頑張ってこれました。ありがとうございました」と挨拶し、最後のリングから降りた。

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