▼第6試合 DEEP JEWELSミクロ級トーナメント一回戦 第1試合 5分2R
×玉田育子(AACC)44.00kg
[判定0-3] ※18-20×2,19-19マスト判定古瀬
○古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)44.35kg
ミクロ級トーナメント1回戦で、ベテランの玉田育子(AACC)が18歳の古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)と対戦する。
前日計量で4.00kgのジャストで計量をパスした玉田は、「ずっと軽い階級を待ち望んでいて、そのタイミングでトーナメントが行われるということで、このチャンスを絶対逃したくないので、僅差の判定でもいいので絶対に1回戦、勝ち上がります」と、2005年7月のMMAデビューから15年目に訪れた適正階級でのベルト獲得のチャンスに向け、必勝を誓った。
2019年3月に3年半ぶりにMMAに復帰し、マドレーヌ、KOTORI相手に2連勝中の玉田は52歳の鉄人。今回はケージで行われる44.0kgのトーナメントで真価を発揮できるか。
対する女子大生ファイターの古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)は44.35kgでパス。「今回、このミクロ級が初めてでちょっと不安もあったんですけど、いまは何とか体重も落とせたので、あとはやるだけです」と、アトム級(-47.6kg)から階級を下げての参戦の第一関門である減量成功に笑顔。続けて、「1RでKOできると思うので楽しみにしていてください」と、短期決着を予告した。
2019年は樋田智子、坂本美香、KAI、パンナコッタみのりに勝利。6月には富松恵美に一本負けも佐藤の欠場を受けたスクランブル出場だった古瀬は、ミクロ級でどんな試合を見せるか。アム同様に、当日の体格差にも注目だ。
1R、ともにサウスポー構えから。古瀬の左の蹴りに対し、右ストレートをしっかり打つ玉田は、組んでボディロックへ。金網背に凌ぐ古瀬にシングルレッグからダブルレッグでテイクダウン! ハーフガードの古瀬は下から腕十字も防ぐ玉田は片手で鉄追を打つ!
2R、左ストレートで詰める古瀬に金網に詰まる玉田はヒザつきのダブルレッグへ。両足を後方に飛ばしてをがぶった古瀬は左で差して投げて上に! 鉄槌の連打で削ると、亀から背中を譲って立ち上がる玉田のバック狙い。しかし玉田はバックを取らせず正対して立つと古瀬の左に構わずダブルレッグへ。左で小手に巻いて差し上げる古瀬は、払い腰でテイクダウン、パワー差を感じさせる。
バックマウントからパウンド、さらにチョーク狙いも前に落とされた古瀬は腕十字へ。これは極めさせない玉田は上になるが、すぐに立ち上がる古瀬は玉田のダブルレッグもがぶりバックから引き込んでコントロールしたところでゴング。
判定は3-0(20-18×2,19-19マスト判定古瀬)で古瀬が勝利。試合後、古瀬はケージの中で「いつも応援してくださる方々、ありがとうございます。課題の残る不甲斐ない試合しましたが、決勝はどっちが上がってくるか分かりませんが、私はベルトを巻くつもりなので、また応援に来てください。絶対にチャンピオンになります」と戴冠を宣言した。