▼第7試合 DEEP JEWELSミクロ級トーナメント一回戦 第2試合 5分2R
○アム・ザ・ロケット(タイ/Tarnthong Gym)44.30kg
[1R 0分49秒 腕十字]
×佐藤絵実(毛利道場)44.25kg
RIZINのスーパーアトム級で浜崎朱加、山本美憂と好勝負を展開したアムは、49.0kgで強豪たちと渡り合ってきたが、もともとアトム級(47.6kg)を主戦場としており、今回はミクロ級(-44.0kg※王座戦以外は+0.5kgまでOK)での参戦もあり、大会当日の身体の厚み、力強さも注目だ。
前日計量を44.30kgでパスしたアムは、「今回、4人のトーナメントの1人に選ばれてとても嬉しいです。(佐藤絵実に)リヴェンジは絶対にさせません」と、2019年3月に後楽園のケージで行われた「DEEP JEWELS 23」で一本勝ちしている佐藤との対戦に自信を見せた。
対する佐藤絵実(毛利道場)は44.25kgで計量をパス。アム、パク・ジョンウンら強豪海外勢に2連敗中の佐藤だが、対日本人では2017年6月から4連勝するなど実力をつけている。2017年12月に青野ひかるに一本勝ち、2018年9月には古瀬美月にも一本勝ちしており、今大会でアムへのリヴェンジに燃える。
計量後、佐藤は「1年前にアム選手に完敗しているので、このリヴェンジのチャンスを絶対にモノにしようと思っています。私は31歳で総合格闘技を始めて今年で8年目なんですけど、この8年間のすべてをぶつけて、絶対、アム選手にリヴェンジしたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と、8年目の集大成をアム戦で見せたいとした。
1R、サウスポー構えの佐藤にオーソドックス構えのアムは右の強打を当てて打撃の交換から近距離での首相撲! 崩される佐藤は何とか立ち上がるが、そこにアムは首投げ! そのままサイドを奪うと強烈なニーインザベリーで佐藤をピン止めすると、腕十字を極めた。
ケージの上で喜びを表現したアムは、試合後「いつも私の試合に注目していただきありがとうございます。これからもみんなを喜ばせる試合をします」とコメント。
試合後にケージの中で決勝での対戦が決まった古瀬美月と撮影に応じると、「決勝の相手が彼女になって大歓迎です。決勝でもみんなを喜ばせる試合をします」と笑顔でコメント。
古瀬は「アム選手に決まってちょっと不安もありますが、しっかり勝ってベルトを巻く目標に向かって必死に頑張ります」とマイクで語った。