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【UFC】ジョーンズが史上最多王座戦勝利でLH級3度目防衛! 女子フライ級はシェフチェンコも3度目防衛成功=UFC247

2020/02/09 11:02

▼UFC世界女子フライ級選手権試合 5分5R
○ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(王者/キルギス)
[3R 1分03秒 TKO]

×ケイトリン・チュケイジアン(挑戦者/米国)
※シェフチェンコが3度目の防衛に成功

キック出身のUFC世界女子フライ級王者シェフチェンコはフライ級転向後、4試合連続で完勝中。空手出身のチョケイジアンはバンタム級からフライ級に転向。フライ級で最も長身で、シェフチェンコより10cm身長が高く、リーチも長い選手。

シェフチェンコは、バンタム級時代の2017年9月に王者アマンダ・ヌネスにスプリット判定負け以降、フライ級でプリシラ・カショエイラにRNCで一本勝ち、元ストロー級王者ヨアナ・イェンジェイチックに判定勝利、ジェシカ・アイをハイキックで沈め、リズ・カモーシェに判定勝ちしている。

対するチューケイジアンはフライ級で4勝1敗。2018年12月にジェシカ・アイにスプリット判定負けも、2019年6月にジョアナ・カルダーウッド、11月にジェニファー・マイアにいずれも判定勝ちし王座戦にこぎつけた。

1R、サウスポー構えのシェフチェンコ。オーソドックス構えのチュケイジアン。ジャブ&ローで攻めるチュケイジアン。どっしり構えるシェフチェンコも右前蹴りを返す。サウスポー構えにスイッチするチュケイジアンにするインローを当てるシェフチェンコ。さらにワンツー&ローの蹴りまで繋ぐ。

チュケイジアンの右ミドルを掴んでテイクダウンはシェフチェンコ。インサイドガードに入れるチュケイジアンはクローズドガード。シェフチェンコはインサイドから細かくパウンドを突くと右ヒジ! チュケイジアンは左目尻から大きく出血する。

2R、ステップを踏むチュケイジアンに、左バックキックを打つシェフチェンコ。さらに右の前蹴りを腹を出して突き刺す。チュケイジアンの右に合わせてワンツーを打つシェフチェンコ。チュケイジアンも右ミドルを打つが、しっかりカットするシェフチェンコは左ミドルを蹴り返す。さらに左の後ろ廻し蹴りをヒットさせるシェフチェンコ! 右の前蹴りも。

右の蹴りを撃ち返しに行くチュケイジアンに再び蹴り足を掴んでテイクダウンはシェフチェンコ! ハーフガードから肩でアゴを押さえパスを狙うが、足を戻したチュケイジアンがガードの中に入れてホーン。

3R、近距離で右ヒザを突くチュケイジアン。しかしそこを掴んだシェフチェンコ。チュケイジアンは跳びつきガードもすぐに着地。そこに小外がけをあわせてシェフチェンコはテイクダウン! すぐにサイドを奪うと、チュケイジアンの左腕を両足で挟んでクルスフィックスで釘付けにとらえると、左で脇を差し、右の拳を連打! 動けずにパウンドを浴びるチュケイジアンを見てレフェリーがストップした。シェフチェンコはマット上で勝利の前宙返り。

試合後、ベルトを腰に巻いたシェフチェンコは、ベルトが外れるほどキレ味ある3回転の勝利の舞いを見せると、オクタゴンのなかで「毎回、試合に向けて柔術をするとき高い目標を立ててきました。もちろんグラウンドでKOを狙ってあのポジションにしました。(この階級で頭一つ抜けているが?)まだまだバンタムにもいい選手がいます。私はどんな相手でも試合を受ける覚悟があります」と、バンタム&フェザー級王者ヌネスとの再戦を示唆。

続けて、「チームメイトやタイガームエタイのみんなありがとう。防衛に成功し満足しています。そして、テキサスのみんなサポート、ありがとう。私はヒューストンに2年半いました。ここはホームで、レガシープロモーションにいたので戻ってきたという気持ちです。こんなに嬉しいことはありません」と、ヒューストンとタイの仲間に感謝の言葉を語った。

◆ワレンチナ・シェフチェンコ「次はコールダウッドかもね」

「嬉しくてたまらないわ。毎回この気持ちを味わっている。必死に頑張ってきたし、すべてのアスリートが同じように思うはずよ。何カ月もつらいときがあって、減量して、必死にトレーニングして……。やるべきことを果たしたら、これ以上いい気分はないわね。最高の気分よ。

ヒューストンでは本当にスペシャルな戦いだった。オクタゴンでも言ったけれど、ヒューストンは私がアメリカで格闘技のキャリアをスタートさせた場所なの。こうしてUFCチャンピオンとしてヒューストンに戻ってこられて最高よ。最初のラウンドはもしかしたら5Rまで行くかもしれないと思ったし、焦りたくなかった。毎回、面白いから、彼女を感じたかったの。試合前、対戦相手からいろんなことを聞く。彼女はスタンディングがうまいし、私よりいいところも持ってる。だから、彼女がどれくらい優れているかを確かめたかった。言葉を抜きにしてね。

距離感では上回っていないことを見せられたと思う。手足の長さは劣っているかもしれないけれど、それがあったからって何になるわけでもない。プレッシャーをかけ続けた。最初のラウンド終盤には相手をカットしたし、そこからは5Rまでもたないって思っていた。フィニッシュしないといけないことも分かっていたしね。

今はまず休みたい。何カ月も必死にやってきたから。だからといって最悪の状態ってことではないわ。きつかったけれど、それが私の人生。毎日、やるべきことをやっているだけ。少し休みたい。フライ級について話すなら、次の対戦相手が誰になるか分からないけど、もしかしたら、ジョジョ(ジョアン)・コールダウッドかもね。だって、私にしてみれば、彼女はチャンスに一番近い人だと思うし、でも、どうなるかしら。もしかすると、予想外で素晴らしい試合があるかもしれない。他の選手が上がってくればね。今はフライ級に集中しているけど、ずっと言っているように、私は何に対してもオープンよ。特定の試合をするのにいいタイミングなら、私は(階級を越えた試合にも)いく。でも、今はフライ級のことを考えている」

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