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レポート

【ONE】 松嶋こよみが再起戦勝利! 平田樹、内藤大樹が3連勝! ペットモラコットがムエタイフェザー級初代王者に

2020/02/07 20:02

▼ONEフェザー級(※70.3kg)5分3R
○松嶋こよみ(日本/パンクラスイズム横浜)70.30kg/1.0099
[3R 0分24秒 TKO]

×キム・ジェウン(韓国)70.30kg/1.0053


松嶋は、2019年8月にマーティン・ウェンの持つONEフェザー級世界王座に挑戦も2R TKO負け。ONE3戦目で初黒星を喫した。「前回負けてしまってベルトからは一番遠ざかってしまった。今回の試合を機に上位に浮上し、ベルトを巻けるよう頑張りたい」と、王座再挑戦への第一歩と位置づけている。


対戦相手のジェウォンはテコンドーベースの元TOP FCフェザー級王者。MMA10勝3敗で、2019年11月のマニラ大会でのONEデビュー戦でハファエル・ヌネスのテイクダウンと寝技を断ち切り、ヒザ蹴りを決めて3R KOに下している。試合後には松嶋との試合をアピールしており、今回早くも実現に至った。


松嶋は前戦で「マーティンとやって自分の足りないところや弱い部分が凄く分かりました」と、王者との試合で課題を見つけたことを語ると、「グラップリング面では、ただ倒すだけではなくてその後を意識したり、打撃面では一つひとつキレのある打撃を出すように練習をしてきました。また、相手にやられているときに、次にどう繋げるかとか。そういう動きを練習してきました」と、MMAとしての繋ぎの部分を強化してきたことを明かした。


対戦するジェウォンについては、「相手は凄く勢いがあって、打撃の思い切りがある選手で僕の対策もしてきていると思いますが、飲み込まれないで、練習してきた部分を出して、僕の打撃をしっかり当てて殴り倒す勢いでいきます」と抱負を語っている。半年ぶりの試合で松嶋はどのように成長した姿を見せるか


1R、ともにオーソドックス構え。左インローから入る松嶋は右手を引き手を掴んで払い腰テイクダウン! すぐに立つジェウォンをがぶり引き落とすが、頭抜くジェウォンはバックへ。それを外した松嶋はジェウォンのヒザ蹴りにダブルレッグテイクダウン! 立つジェウォンはバックからの松嶋の投げにロープにヒジをかけてバランスを保つ。遠間から松嶋は右を当ててダブルレッグから肩口に乗せるが、ここもロープを掴む。放して前方に豪快にテイクダウンは松嶋! サイドを奪うがスクランブルから立つジェウォン。松嶋は時折スイッチしながら右のサイドキックでも牽制。前に出てくるジェウォンに左に回り左フックをひっかけ、左インローを当てる。


2R、ジェウォンのヒザに松嶋も右を振ると、ジェウォンの跳びヒザにカウンターのダブルレッグテイクダウン! 腰を殺しに行くが、下のジェウォンもスイッチ狙いから立ち上がりに成功。圧力をかけるジェウォンは右ストレートを当てて前に。離れ際に右ヒザも突く。組みも混ぜている松嶋は疲労が見えるが、苦しいところで打ち下ろしの右フック! ジェウォンがダウンし、松嶋の鉄槌にクローズドガード。足を解いて蹴り上げから立ち上がる。遠間から走りこんでのダブルレッグは松嶋。切るジェウォンはダースチョーク狙い。頭抜く松嶋はなおもダブルレッグも切るジェウォンはヒザ蹴りを狙う。


3R、詰めるのはジェウォン。しかしそこに右で迎撃は松嶋! 効かされたジェウォンの動きが落ちると、松嶋は一気に右で詰めて左の前蹴り、さらに右ストレート! ジェウォンからダウンを奪うとコーナー際でパウンドラッシュ! 打撃の強者であるジェウォンに対し、テイクダウンを交えた打撃でTKO勝利。松嶋は再び王座戦線にからむ見事な復活劇を披露した。

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