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レポート

【ONE】 松嶋こよみが再起戦勝利! 平田樹、内藤大樹が3連勝! ペットモラコットがムエタイフェザー級初代王者に

2020/02/07 20:02

▼53.4kg契約 ONE女子アトム級(※52.2kg)5分3R
×ナイレン・クローリー(ニュージーランド)52.05kg/1.004
[3R 3分27秒 TKO]

○平田 樹(日本/K-Clann)53.40kg/1.0018
※ビー・ニューイェンは欠場


平田は、2019年10月の両国大会以来の参戦。柔道ベースの平田は2019年6月にアンジェリー・サバナルに1R アメリカーナで一本勝ちすると、10月大会ではリカ・イシゲに2R、洗濯ばさみから腕を伸ばしてのアームバーで一本勝ちと2連勝を飾っている。


当初はMMA5勝5敗のビー・ニューイェン(米国)との対戦が決まっていたが、ニューイェンが負傷のため欠場。代わってクローリーとの対戦がマッチアップされた。クローリーは2017年2月にプロデビューし、ONEウォリアーシリーズ(OWS=ONEの人材育成大会)で2勝2敗。今回初の本戦登場のチャンスを得て、ONE本戦に出場する初のニュージーランド女性アスリートとなっている。


立ち技で世界戦の経験もあるクローリーは、サウスポー構えのニューイェンと異なりオーソドックス構えで、左ストレート、右のスーパーマンパンチなども振ってくる。払い腰、ボディロックテイクダウンを好むグラップラー寄りのストライカーなのも特徴的だ。


当初、対戦予定だったニューイェンは前戦の二冠女王スタンプ・フェアテックスとの激闘もあり、平田にとっては女子アトム級で上位戦線入りするために越えるべき相手だった。今回、クローリーに対戦相手が変更になったことで、それが“絶対に落としてはいけない一戦”になり、難敵クローリーにとっては失うものが無い状態で平田戦に臨むことになる。


平田にとってはニューイェン戦とは異なるプレッシャーがかかるが、「対戦相手が代わって、第一に“ここで負けたらいけない”と思ったし、この試合で今後どういう選手とやってどう進んで行くかも決まるかもしれないので、対戦相手が変わったからこそ、やっぱり面白い試合をして、誰もが対戦したいって思う選手になりたいと思いました。それこそ今度はニューイェンが『樹とやりたい』って思ってくれるような試合をしたい。それが出来たら一番いいと思っています」と語っている。


しかし、平田は、試合前のチェック(計量&尿比重)をパスできず、当日朝のチェックでも体重はパスしながらも尿比重(尿中の水分と水分以外の物質の割合を算出した割合)で規定をわずかにオーバー。


前日の再計量の時点で体重はリミットをクリアしていた平田は、キャッチウェイト戦になっても試合を行いたかったため、尿比重値を下げるために1リットルの水を飲んで、最後のチェックを受け、尿比重を1.0018でパス。53.4kg契約のキャッチウェイト契約で試合を行うサインをし、対戦相手のクローリーがそれを承諾したため、試合は行われることになった。


リングでの試合。マット上でかめはめ波を見せた平田はコールに両手を広げて会場を煽り、胸を叩く。

1R、ともにオーソドックス構え。クローリーは右ローも空振り。圧力かける平田に右ローを当てるクローリー。左インローもクローリー。平田は右を振って前に出るがクローリーはさばく。足が止まる平田にワンツーはクローリー。組み付くがクローリーは首相撲からヒザ蹴りで突き放す。


右ローを突く平田。左ミドルも。しかしクローリーは左ストレートをヒット! 平田は左の引手を取って払い腰テイクダウンもすぐにバックにつくクローリー。中腰になり前に落とした平田だが、離れるクローリー。平田は首を抱え首投げも、サイド奪う平田にクローリーはブリッジからリバース! スタンドに戻すとジャブを突く。しかし詰めてみたび倒した平田がマウント! 腕を狙うが、クローリーはハーフに戻して脇差して上体を立てて来る。そこに平田はパウンドを連打する。


2R、右の前蹴りは平田もそこに右ストレートを当てるクローリー。平田の右脇を差しての払い腰にクローリーは足をロープにかけて耐えるが、2度目のトライでテイクダウン! 下からシングルレッグを狙うクローリーをパスし、腕がらみ狙いから横三角絞めへ! 亀になるクローリーをもう一度仰向けにさせる平田。しかし腕は引き寄せられず。立つクローリーに組んで引手を取って強引に払い腰は平田! 袈裟固めからパウンドを突く平田。ブリッジを狙うクローリーの右手を両足で挟み、アメリカーナではなくパウンドへ! 連打にクローリーは動けず。ゴングに平田は2R終了時点でダンスを披露。強心臓ぶりを見せる。


3R、右ローから入る平田は右ハイも。打撃で押し戻してきたところに柔道技ではなくダブルレッグ(両足タックル)テイクダウンは平田。パスガードして上四方に回る平田はキムラロック狙いも立つクローリー。その頭をがぶりながら小外がけでテイクダウンは平田。マウントを奪い、ヒジを突くと起き上がってきたクローリーにバックに回りリアネイキドチョーク狙いから、バックマウントから右の拳をじっくりパウンド7連打! 動けないクローリーを見てレフェリーが間に入った。


序盤に打撃で硬くなった平田だが、組みの強さでペースを握ると、中盤からは難敵のクローリーをのみこむように試合を支配。「人造人間18号」ばりの無双の戦い方で最後は3試合連続のフィニッシュ、初めてのTKO勝ちでONE3連勝を決めた。


勝利のダンスを見せた平田は試合後、リング上でインタビューを求められると、「まずは体重が落ちなくて、対戦してくれた相手に感謝を伝えたいです。グラウンドで極めようと思ったけど、(相手が)グラップリングも出来るので手こずりました」とコメント。最後は四方に礼をしてリングを下りた。

▼68kg契約 5分3R
○スノト(インドネシア)67.60 kg/1.0018
[判定3-0]

×ヌラル・フィクリ(インドネシア)68.00kg/1.0053

地元インドネシアファイター同士の対戦。MMA11勝7敗のスノトは、キャリアのうち16試合をONEで戦ってきた。対するフィクリはMMA3勝3敗。2019年4月の前戦でONEデビューし、インドネシアのウォリィー・テオに判定勝ちしている。

1R、オーソドックスからスノトは左フックでダウン奪う。2R、ダブルレッグテイクダウンはスノト。3R、スノトのテイクダウンにギロチンを合わせるフィクリだが、頭抜くスノトはハーフからパスガードしサイド奪いゴング。判定3-0で2連敗から嬉しい白星を挙げた。


【写真】「長渕剛に似ている」と話題になったスノトのサングラス姿だがターミネーターを意識しているようだ。

▼ONEフライ級(※61.2kg)5分3R
○アブロ・フェルナンデス(インドネシア)61.20kg/1.0044
[判定3-0]
×アクマド・エコ・プリアンドノ(インドネシア)61.40kg/1.0055



フェルナンデスはMMA9勝2敗・ONE2勝2敗に。地元のプリアンドノはMMA6勝2敗・ONEデビュー戦で黒星発進となった。

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