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レポート

【ONE】 松嶋こよみが再起戦勝利! 平田樹、内藤大樹が3連勝! ペットモラコットがムエタイフェザー級初代王者に

2020/02/07 20:02

▼ONEムエタイ フライ級 3分3R
×サバス・マイケル(キプロス)60.40kg/1.0018
[判定0-3]
○内藤大樹(日本/BELLWOOD FIGHT TEAM)60.85kg/1.014


内藤は元シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者。2019年9月の『ONE JAPAN SERIES -Road to CENTURY-』で渡辺優太に1R1分22秒、右ハイキックでKO勝ちしONE本戦デビューを決めると、10月25日のジャカルタ大会でアレクシ・セレピソフ(ニュージーランド)に右フック、アッパーなどのラッシュで3R TKO勝ち。12月のクアラルンプール大会でもルイ・ボテーリョ(ポルトガル)を得意の蹴り技で制し判定勝利。ONE2連勝を飾っている。


対するマイケルは、キプロス人ながらタイのムエタイ業界最大手のペッティンディープロモーション所属で、タイを本拠地にしてビッグマッチにもしばしば登場して活躍するムエタイ戦士。アマチュアボクシング出身でパンチとヒジ、突き刺すような鋭いヒザ蹴りを得意としている。


ONEでは前ONEフライ級キックボクシング王者のペッダムやバンプリーノーイらムエタイの強豪と練習を積んでおり、5月のバンコク大会ではシントンノーイ・ポーティラックン(タイ)に判定勝利を挙げている。8月のルーシラー・プーケットトップチームとの試合では、2Rにサヴァスの蹴り足を掴んだルーシラーがテイクダウン、左手をマットに着いたサヴァスが傷め、TKO負けしている。


この強豪との大一番を迎える内藤は「ONEはベルトだけを見て勝てばいいという甘い世界ではない。来たチャンスを一つひとつクリアしていくことが大事。ONEのスーパーフライ級は日本人の活躍が難しい階級ではあると思いますが、活躍を楽しみにしてください」と語っている。


1R、両者ともアップライトの構えでロー、ミドルを蹴り合う。マイケルはスイッチしての左ミドルをヒットさせ、前蹴りから長いリーチでワンツーを打つ。踏み込んでのヒザ蹴りには内藤が右フックを合わせにいくが、マイケルはフェイントを交えてどんどん前へ出る。パンチ、前蹴り、ヒザ蹴りでボディを重点的に攻めるマイケル。


2R、マイケルはワンツーで飛び込み、内藤がパンチを打つとヒザを突き上げる。ワンツーとヒザ蹴りでどんどん前へ出るマイケルに、内藤が起死回生の右ストレートをマイケルの右ストレートにカウンターで合わせてダウンを奪う。立ち上がったマイケルはさらに前へ出てパンチ主体の攻撃。内藤は回り込みながらの右カーフキックで足を止めに行く。


3R、内藤はカーフキックを使いながら左フックを狙う。前に出てきたマイケルが右ヒジのモーションに入ったところで、内藤はショートを合わせてまたもダウンを奪う。マイケルは逆転を狙ってパンチ、ヒジ、ヒザ蹴りで前へ出てくるが、内藤は前蹴りで前進を止め、さらに足を使って攻撃をかわしていく。マイケルはカーフキックが効いたかサウスポーに構えを変えてヒジを狙ったが、内藤は逆転を許さず終了のゴング。


ダウンを2度奪った内藤が判定3-0で完勝する大金星を得た。「右のパンチはチームのみんなと練習していて自信を持って出すことが出来たので、これはチーム全員でつかんだ勝利だと思います。ONE SUPER SERIESに来た目的はひとつしかなくて、ワールドタイトルが欲しいです」と、タイトルへの挑戦(王者はロッタン)をアピールした。

▼ONEムエタイ ストロー級
×アンディ・ハウソン(英国)56.55kg/1.0023
[2R 2分20秒 KO] 
○ジョシュ・トナー(ムエタイ ストロー級)56.60kg/1.0078


※サウスポー構えにスイッチし、右フック効かせ首相撲左ヒザ蹴り

▼ONEフライ級(※61.2kg)5分3R
×エギー・ロステン(インドネシア)61.20kg/1.0031
[1R 2分39秒 TKO] ※パウンド
○ファジャー(インドネシア)60.75kg/1.0023

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