▼第5試合 ONEアトム級(-52.2kg)ムエタイ 3分3R
×ヌンスリン・チョー・ケットウィナー(タイ)
KO 1R 1分57秒 ※左ボディブロー
〇アクラム・ハミディ(アルジェリア)

ヌンスリンは9歳でムエタイを始め、14歳でバンコク・スポーツスクールのアスリート枠に編入。国立スポーツ大学時代には、世界大学生ムエタイ選手権で金メダルを獲得している。大学卒業後はインストラクターとして国立スポーツ大学に務め、ナショナルチームを育成。同時に選手活動を続け、2023年3月からONE Friday Fightsに参戦。

2025年9月、吉成名高のライバルになると目されていたソンチャイノーイからダウンを奪って勝利し、本戦契約を獲得。11月の日本大会で名高と初代ONEアトム級ムエタイ世界王座を争ったが、名高のテクニックに屈してONEでの初黒星を喫した。3月もペットに敗れ連敗となるも、6月にソンチャイノーイとの再戦で判定勝ち。「あと2試合してから吉成名高とのリマッチに臨みたい」と、名高へのリベンジを口にした。ONEでの戦績は7勝(2KO)2敗。

ハミディはWKN世界K-1フライ級(-54.9kg)王座やISKA世界フライ級(-53.5 kg)K-1ルール王座などを獲得。来日経験のあるサンベル・ババヤンやフレッド・コルデイロに勝利しており、2018年9月にはK-1に初来日したが武井由樹に1RでTKO負けしている。ONE FFには2023年6月から参戦し、ジョムホートに勝利もプラジャンチャイには敗れた。フランスでの3連勝を経て2024年6月、元ラジャダムナンスタジアム王者ゴンチャイにパンチの連打で初回KO勝ちしたが、9月の2戦目はサムエーに初回KO負け。2026年7月、ワッチャラフォンに判定勝ちで再起した。

ヌンスリンを破れば、名高の防衛戦の相手として急浮上することは間違いなく、ハミディにとっては大きなチャンスが訪れた。

前日計量でハミディは4.6ポンド(約2kg)の体重超過。ヌンスリンに補償金を支払うことで両選手は試合をすることに同意した。

1R、じりじりと前に出ていくのはハミディ、ヌンスリンは右ローを蹴っていく。ヌンスリンは右ローを連打し、右ストレートにつなぐ。左右フックから左アッパーのコンビネーションを繰り出すハミディ。ヌンスリンにロープを背負わせると、強い左ボディをヒットさせる。明らかに嫌がり、離れるヌンスリン。

ジャブもボディに打つヌンスリンはバックハンドブローからの左ヒザでダウンを奪う。さらに左ボディの2連打から、倒れかかったヌンスリンに右の蹴りを見舞い、ヌンスリンは2度目のダウン。深いダメージで立ち上がれず、ハミディのKO勝ちとなった。

ハミディは勝利者インタビューで「今までの経験の中で得た効果的な技術を使いながら戦いました。名高の世界タイトルに挑戦して、その後はキックボクシングルールで戦っていきたいです」と、吉成名高への挑戦を表明した。




