MMA
レポート

【ONE】内藤大樹がONE2連勝、澤田龍人はボカンに判定負け。格闘代理戦争のチャンミンがONE4連勝、サムエー、ラマザノフが新王者に=12.6 マレーシア

2019/12/06 20:12

▼ONE SUPER SERIES ムエタイ・フライ級 3分3R
×ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)
[判定0-3]
〇内藤大樹(日本)

内藤大樹(SB/BELLWOOD FIGHT TEAM)は、9月に行われた『ONE JAPAN SERIES -Road to CENTURY-』で渡辺優太に1R1分22秒、右ハイキックでKO勝ち。ONE本戦デビューを決めた。

2019年10月25日の『ONE:DAWN OF VALOR』インドネシア・ジャカルタ大会のONE SUPER SIRIESムエタイ・フライ級で、アレクシ・セレピソフ(ニュージーランド)に3R2分48秒、TKO勝ちしている。内藤は王者ロッタンを頂点とする化け物揃いのフライ級で、サバイブしていくことができるか。

ボテーリョは2015年4月にK-1に参戦し、寺戸伸近に判定負け。2018年6月にONEで小笠原裕典に逆転KO負け。同年12月にはパンパヤックに判定負けも、2019年3月には渡辺優太に判定勝ち。前戦5月のスーパレック・キアトモー9戦では判定負けを喫している。上位戦線を目指す内藤にとっては、きっちり勝っておきたい相手だ。

1R、ケージでのオープンフィンガーグローブの試合。ともにオーソドックス構え。静かな立ち上がりから右のカーフキック、左インローを蹴る内藤。さらに左奥足ロー、左ジャブ。ボテーリョは強いワンツーをかわされながらも右ローにつなぐ。右ロー&左インローで前足を攻める内藤。さらにオープンフィンガーグローブならではのボテーリョの蹴り足をつかんで軸足を払う。ボテーリョは左サイドキックから右バックヒジ狙い。かわす内藤は右ミドルを当てるが、ボテーリョも蹴り足を掴んで右を狙う。

2R、右ローでボテーリョをこかす内藤。時折スイッチしながらボテーリョの蹴りをかわして右ローを打ち返す。左ジャブを当てる内藤は、右のカーフキック! ボテーリョは距離を取ってローを嫌い、スイッチで前足を変える。詰める内藤は左の蹴りのダブル。右ミドルはつかまれるが、ボテーリョはクリンチからはすぐに打撃を入れなければならず、レフェリーにブレークを命じられる。右ハイをブロックの上から当てる内藤! 大き目の打撃でフィニッシュを狙う。

3R、内藤のパンチが目に入り中断後再開。右の前蹴りを出してから腹を突き押す内藤。さらに左ボディストレート。右のカーフキックを当てるが、その打ち終わりにワンツーを狙うボテーリョ。内藤はスウェイでかわす。左ジャブ、右ハイで詰める内藤。さらに前蹴りにボテーリョはバランスを崩す。蹴り足キャッチのボテーリョはこかすが、パンチは当てられず。出入りから左の前蹴りをアゴに当てる内藤。試合をコントロールしながらも、フィニッシュブローは決められず。判定へ。3-0で内藤が勝利。

ONE2連勝を決めた内藤は今後、強豪ひしめくONE SUPER SERIESのフライ級で上位陣にからむことになる。

▼女子フライ級(※61.2kg)5分3R
×ソバンナリー・エム(米国)
[1R 2分14秒 ギロチンチョーク]
〇ハイアニ・バストス(ブラジル)

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