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レポート

【ONE】内藤大樹がONE2連勝、澤田龍人はボカンに判定負け。格闘代理戦争のチャンミンがONE4連勝、サムエー、ラマザノフが新王者に=12.6 マレーシア

2019/12/06 20:12

▼ストロー級(※56.7kg)5分3R
×澤田龍人(日本)※インタビュー
[判定0-3]
〇ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)


澤田は修斗ストロー級で、現在ONEで活躍中の内藤のび太、猿田洋祐に敗退。「ONE Warrior Series」2試合で1R一本勝ちし、2019年2月から「Evolve MMA」の所属選手に。シンガポールに拠点を移し、8月16日のONEバンコク大会でONE本戦デビュー。アジズ・カリムを1R リアネイキドチョークで仕留めている。今回、ONEでの2連勝を目指す澤田は“レスリング・モンスター”マスンヤネを相手にいかに戦うか。

ONE初参戦のマスンヤネは南アフリカのレスリングエリート。7月のPANCRASEで荻窪祐輔をバックスローで何度も豪快に投げ判定勝利し、ONEデビューを決めた。MMA6戦全勝も極めに欠け判定勝ちが多い。


1R、オーソドックス構えの澤田にサウスポー構えから入るマスンヤネ。スイッチするマスンヤネ。ワンツーで入る澤田。マスンヤネのパンチをかわす澤田は下がりながら右がヒットも、マスンヤネの頭が入り中断。再開。

右ショートを当てる澤田! マスンヤネは差すが右で小手に巻く澤田は凌ぐ。同じ展開から右の小手投げ内股は澤田も上を取るのはマスンヤネ! 亀から立つ澤田のバックに回るマスンヤネは背後からヒザ。澤田は片ヒザ立ちでバックスローを警戒。前転からスイッチを狙う澤田についていくマスンヤネは背後からヒザ。澤田はアームロックを狙いつつ投げを防ぐがマスンヤネは一度リフトして前方にマットに落とす。投げられないが背後からヒザを突かれる澤田。引き込み気味になったマスンヤネに澤田が正対を狙ったところでゴング。


2R、ジャブつくマスンヤネに右ローは澤田。マスンヤネの右フックをしつかり間合いを取って出入りで防ぐ澤田。マスンヤネの左ハイをブロックする澤田は右の飛び込み! しかし怒涛の詰めからバックを奪うマスンヤネは背後からヒザ。早めに肩を入れて正対する澤田はワンツー! さらにボデイ! マスンヤネも左を返すと詰めて左で差しての組みに。それを右で小手に巻いての内股で投げる澤田だが、金網で詰まり投げられず。背後につこうとするマスンヤネにガードになる澤田。インサイドに入れる澤田は下からヒジ。マスンヤネも上からヒジ。背中をつく澤田は立ち上がれない。


3R、オーソドックス構えからサウスポー構えになり後ろ廻し蹴りを見せるマスンヤネ。さらに左ミドルも。詰める澤田はマスンヤネの左ミドルに左ストレートを合わせるが、マスンヤネはまたも左で差して詰めてバック奪取。投げられないよう正対しガードにする澤田だが、トップキープが強いマスンヤネ。金網際で立つ澤田だがそこで再びバックに回るマスンヤネ。前転してアームロック狙う澤田だがついていくマスンヤネはリアネイキドチョークは狙わず、背後からボディロックしたままひたすらヒザを突く。


残り30秒でマスンヤネがバックを取ったままブレークに。右のスーパーマンパンチから左右を細かく突いて前に出る澤田だが、タイムアップ。判定は3-0でバックキープからヒザを突いたマスンヤネがMMA7連勝、ONEデビュー戦を勝利した。

▼ONE SUPER SERIES ムエタイ・フェザー級 3分3R
×ルーシラー・プーケットトップチーム(タイ)
[判定0-3]
〇エリアス・マムーディ(アルジェリア)

ムエタイの金網オープンフィンガーグローブ戦。

マムーディは日本ではK-1に参戦していたが、2019年1月のONEでは小笠原裕典に近距離のヒジ&ヒザを当て判定勝ち。5月にはヒジ無しのオープンフィンガーグローブでの金網キックボクシング戦でペッダム・ペッティンディー・アカデミーにテクニカル判定で敗れており、ヒジ&ヒザ有りのムエタイルールを得意とする。

ルーシラーは、8月大会でムエタイ・フライ級に戻り、サヴァス・マイケル(キプロス)と対戦。サヴァスの蹴り足を掴んだルーシラーがテイクダウン。左手をマットに着いたサヴァスが傷めストップ。2R TKO勝利している。

1、2R、長身のマムーディはアップライトから前蹴り、後ろ廻し蹴り。様子見のルーシラーは右ミドル。マムーディの蹴り足を掴んでボディロックからこかしでテイクダウンする。

3R、左ミドルからどんどん前に出て距離を詰めるマムーディ。さらに打ち下ろしの右ストレート! しかし右ヒジは空を切る。前蹴りで前に出るマムーディ。判定は3-0でマムーディが勝利。ONEムエタイルールで金星を挙げたマムーディは王座挑戦を希望した。

▼バンタム級(※65.8kg)5分3R
×モハメド・アイマン(マレーシア)
[判定0-3]
〇チェン・ルイ(中国)

1R、ともにオーソドックス構え。左ミドルから入る地元のアイマンはMMA6勝3敗。7勝1敗のルイは右ロー! さらにワンツーの右でアイマンがダウン! ルイのパウンドに立つアイマンはスタンドサイドでボディロックからテイクダウンテイクダウン! しかしルイも右で差して立ち上がる。右フックはルイ! 再びダウンしたアイマンだがガードで凌ぐとルイも肩で息をする。アイマンは右ハイ。ブロックするルイ。

2R、互いに近い距離で強打するルイとアイマン。オーソから左ミドルを当てるアイマン。しかし互いの大きなフックは空振りに。左ジャブはルイ。左ミドルのアイマンはルイの打ち終わりに右ストレートを当てる。

3R、サウスポー構えから入るアイマンだがオーソに戻すして右ストレートを上下に突く。左を当てるアイマンに、三連打で前に出るルイ。ブロッキングするアイマンだが後退。両手を回すルイ。アイマンも手を回して前進すると跳びヒザも遠い。互いに手数が減るなかルイは右フック! しかしひるまないアイマンは前へ。ルイのパンチには跳びヒザのカウンターを狙うがヒットせず。

判定は3-0で、1Rに2回ダウンを奪ったルイが勝利。ONE2勝1敗と勝ち越した。

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